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詳細FLAC/FLAC3D:2次元/3次元有限差分法解析プログラム

バージョン情報


FLAC3D V.9.0 好評発売中

FLAC3D の新バージョン、V.9.0の正式リリースのご案内です。この新バージョンにおいては非線形構造要素の追加、計算の高速化、グラフィックの高速化がされました。V.9.0で追加された主要な新機能をご紹介します。

計算と描画の高速化

既往のバージョンと比較して計算が高速化

既往のバージョンと比較して計算が高速化
  • 静的解析のデフォルトの減衰の調整と組み合わせることで、以前の約40%のステップで静的解に収束します。
  • 動的解析におけるタイムステップはおよそ2.6倍となりました。
    ※構造要素や要素コネクションにより影響を受ける可能性があります。

図の描画の高速化

図の描画の高速化
  • Plotitemの描画が高速化されました。
  • 描画がマルチスレッド対応となりました。

その他

その他
  • 多くのGroupやSlotを含む結果ファイルの保存・読み込みアルゴリズムが改良されました。

構成則の改良と追加

複数の構成則が追加、改良されました。

V9で追加・改良される構成則一覧

  • PHモデルの改良
  • Ubiquitous-Anisotropic(CANISO)model の改良
  • Von-Mises modelの追加
  • Columnar-Basalt(COMBA)modelの追加
  • Concrete plastic-damage modelの追加
Von-Mises model

Von-Mises model

Concrete model

Concrete model

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非線形構造要素(構成則)の追加

構造要素の非線形モデルが導入されました。

非線形構造要素

  • シェル要素
  • 矩形断面はり要素
  • 円形断面はり要素

適用可能な非線形構成則

  • Von-Mises
  • Mohr-Coulomb
  • Strain-Softening
非線形構造要素(構成則)の追加
非線形構造要素(構成則)の追加
非線形構造要素(構成則)の追加

Maxwell減衰の追加

Maxwell減衰を使用することで周波数にかかわらず比較的一定の減衰が得られます。応答はRayleigh 減衰を適用した場合とほぼ同等です。これまでRayleigh減衰ではタイムステップが非常に小さくなる点、高周波数領域での過減衰といった弱点がありました。 Maxwell減衰を適用することでこれらの弱点が改善され、Maxwell減衰を適用した際のタイムステップはRayleigh減衰の10~200倍程度となります。

Ramberg-Osgoodモデルの追加

動的解析の履歴減衰のモデルにRamberg-Osgood(RO)モデルが追加されました。

Ramberg-Osgoodモデルの追加
Ramberg-Osgoodモデルの追加

その他

  • デモバージョン(キーなし)で1000要素まで計算可能
  • すべてのライセンス形態(local、network、web)で1つのマシーンで2つの計算が可能
  • Python version 3.10.5.に更新
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