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科学システム本部メールマガジン 「CTCサイエンス通信」web版

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最新号
【水素爆発・爆風・水中爆発、超音波ボンディング、積層造形】
【CTCサイエンス通信】2024年7月号

今月号は、「水素爆発・爆風・水中爆発」、「超音波ボンディング」、「積層造形」のコラムを紹介いたします。ぜひご覧ください。

皆様のご意見、お待ちしております。以下のリンクからぜひアンケートにお答えください!

読者アンケートはコチラ!

2024年7月11日 編集委員

目次

  1. トピック
  2. 近日開催のイベント・セミナー情報
  3. 技術コラム
    【水素爆発・爆風・水中爆発、超音波ボンディング、積層造形】

トピック

課題をシミュレーションで解決へ導く情報サイト Trans Simulationサイト 新着情報のお知らせ!

科学システム本部

トランスシミュレーションでは、「事業や産業の領域を超えて、データを掛け合わせる」、「AI、シミュレーション、IoTなど、テクノロジーのジャンルにとらわれずに組み合わせる」など、目的や課題に合わせて、より自由なカタチで最適解を目指すのが「トランスシミュレーション」です。
弊社では、随時Trans Simulation最新事例をご紹介していきます。

新着記事
  • 水素社会実現に向けてのCTCの貢献:シミュレーション技術と委託解析
    水素社会実現に向けた取り組みは、持続可能な未来を作り上げるために必要不可欠です。伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、そのような社会に向けてシミュレーションサービスを開始しました。
    さまざまな課題や要件に基づき、シミュレーション技術と委託解析を活用して、水素社会実現のための最適なソリューションを提供します。本記事では、CTCが水素社会実現に向けてどのような貢献をしているかご紹介します。・・・
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    詳細はこちら!
    https://x-simulation.jp/blog/70

  • 流体力とは? 流体力を考慮した配管設計について解説
    工場やプラントの設備には、水や化学薬品などの液体が流れる配管が備わっています。これらの配管には自重や熱膨脹、地震、内部流体の動きなどにより荷重が作用するため、荷重を加えても安全基準を満たした設計になっているか、事前に評価することが重要になります。
    この記事では、水などの流体によって引き起こされる力である流体力を考慮した配管設計の重要性、そしてシミュレーションツールによる流体力の検討について解説します。・・・
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    詳細はこちら!
    https://x-simulation.jp/blog/71

  • 火力発電プラント効率化の鍵は熱流体解析? 課題や性能評価方法をご紹介
    我々の暮らしには電気が不可欠であり、火力発電の重要性は言うまでもありません。火力発電においても効率的に電力を発生できる発電プラントが求められます。そこで熱流体解析が重要な役割を果たします。
    本記事では、最近新設される火力発電プラントの特徴や、燃焼から発電まで最適な性能評価を可能にする熱流体解析について説明します。・・・
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    詳細はこちら!
    https://x-simulation.jp/blog/68

  • 水素サプライチェーンとは? 脱炭素を加速する水素サプライチェーンを解説
    脱炭素を推進するために、水素サプライチェーンの重要性が注目されています。
    水素サプライチェーンとは、水素の製造、輸送、利用を一貫して支える仕組みのことです。水素を利活用することにより、車や航空機などの移動手段や発電などのエネルギー需要の脱炭素化を促進することが期待されています。・・・
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    詳細はこちら!
    https://x-simulation.jp/blog/61

Trans Simulation サイトはこちら
https://x-simulation.jp/

Trans Simulation 最新事例一覧はこちら
https://x-simulation.jp/blog

近日開催のイベント・セミナー情報

熱力学計算ソフトウェアThermo-Calc 2024bのご紹介

日程
2024年7月18日(木) 15:00~15:30
費用
無料(事前WEB登録制)
主催
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
概要
統合型熱力学計算ソフトウェアThermo-Calc 2024bの紹介ウェビナーです。
最新版で搭載される機能や新規リリース・アップデート版のデータベース、それらを利用した計算例を紹介いたします。
お問合せ先
thermo-calc@ctc-g.co.jp
申込
https://ctc-g.zoom.us/webinar/register/WN_OBd3kK74Say1nmjooTEYNA

Safety Update 2024

日程
2024年7月23日(火)10:00~18:00
費用
40,000円(税別)(事前WEB登録制)
主催
Agile-Carhsファンド
会場
ドイツ文化会館(東京都港区赤坂)
概要
自動車の安全開発に関する最新技術とイノベーションに焦点を当てたハイレベルなイベントです。自動車の安全技術にかかわる技術者、実務者、マネジャー、研究者が参加を予定しています。CTCはゴールドスポンサーとして製造系シミュレーションに関する出展を行います。
申込
https://safetyupdate.photron.co.jp/

材料設計シミュレーション体験セミナー【定員有】

日程
2024年7月31日(水) 13:00~16:30
費用
無料(事前WEB登録制)
主催
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
概要
「統合型熱力学計算ソフトウェアThermo-Calc」の体験セミナーをオンラインベースで開催いたします。
Thermo-Calcを始め、拡散や析出計算オプションモジュールのDICTRA、TC-PRISMAを一度に体験していただけるセミナーです。
お問合せ先
thermo-calc@ctc-g.co.jp
申込
https://ctc-g.zoom.us/webinar/register/WN_DGR_AENzSLqpB370ATJiMA ※申込期限は7月24日(水)です。

MICRESSオンライントレーニング【定員有】

日程
2024年8月1日(木) 13:00~17:00
費用
無料(事前WEB登録制)
主催
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
概要
合金の組織予測ツールであるMICRESSのオンライントレーニングです。
基本的な例題をもとに、組織や濃度場の解析方法や可視化方法を解説いたします。
お問合せ先
thermo-calc@ctc-g.co.jp
申込
https://ctc-g.zoom.us/webinar/register/WN_m_-2Ij5tRqOOaJ6lyxWOSg ※申込期限は7月24日(水)です。

フォームネクストフォーラム 東京 2024

日程
2024年9月26日(木)、27日(金) 10:00~17:00
会場
東京都立産業貿易センター浜松町館
主催
メッセフランクフルト ジャパン株式会社
概要
AM技術と工業用3Dプリンティングに特化した展示会フォームネクストフォーラム 東京 2024に出展いたします。AM専用の合金開発や、積層造形プロセスおよび造形後の熱処理プロセスの最適化を可能にする、材料解析ソリューションを展示いたします。
お問合せ先
https://formnextforum.jp.messefrankfurt.com/tokyo/ja/planning-preparation/visitors/onlinevisitorregistraion.html

技術コラム
【水素爆発・爆風・水中爆発、超音波ボンディング、積層造形】

【衝撃・安全】

「衝撃解析ソフトウェアAutodynによる代表的な解析事例のご紹介(爆発編)」

科学エンジニアリング第1部 技術第2課 阿部 淳

可燃性ガスや爆薬の爆発やそれに伴う破片飛散現象、航空機や徹甲弾の高速衝突による構造物の大変形・破壊現象は、基本的にマイクロ秒オーダーからミリ秒オーダーの短時間現象であり、人間の感覚では「あっ」という間の出来事になります。その短時間の中で物体が複雑に大変形するのみならず、物質の状態(気体・流体・固体)が変化しつつ、さらに力やエネルギーのやり取りをすることになります。この現象を数値シミュレーションで解くことは簡単なことではなく、長年の経験と実績を持つ専門の解析ソフトウェアを導入する必要があります。衝撃解析コードは衝撃現象の解明を目的とした数値解析プログラムであり、その元祖は1950年代に米国で開発されました。これを核として継続的に高速衝突および爆発解析に有効な解析手法が開発され、成長過程でいくつかの衝撃解析コードに枝分かれした経緯があります。さらにそのうちいくつかは現在も商用ソフトウェアとして活躍していますが、そのうち特に高速衝突・爆発解析を得意としたものが衝撃解析ソフトウェアANSYS Autodynです。今回はこのソフトウェアを使用した代表的な爆発現象の解析事例をいくつか紹介します。それぞれの事例のモデル化方法、解析結果動画については最下のリンク先に掲載していますので、ぜひご覧ください。・・・

爆風を受ける鉄筋コンクリート構造物の変形および破壊状況

爆風を受ける鉄筋コンクリート構造物の変形および破壊状況

続きはこちら↓
https://www.engineering-eye.com/rpt/column/2024/0711_impact-safety.html

【超音波・電磁】

「ComWAVEによる超音波ワイヤーボンディング解析例」

科学営業第3部 プロダクト第1課 池上 泰史

超音波ワイヤーボンディングとは、半導体チップの電極部(ボンディングパット)と、リードフレーム及び基板上の導体などとの間を金、アルミニウムなどの細いワイヤーで接続する方法です。

電子部品や半導体デバイスの接合に用いられる技術で、溶着時間の短縮、ランニングコストの低減、環境にやさしい、装置が小型で比較的安価という特徴があります。

その一方、ボンディングは、加熱・振動・固定などの各パラメータのふるまいがミックスされた状況で結果が出てくるため、環境や使用しているツール(金線、キャピラリ)で全く異なったパラメータになってしまいます。このため、最適なボンディングの条件決定は、現状では、経験をもとに、何度も実験を繰り返して条件を決定しています。

本稿では、超音波伝搬解析ソフトウェアComWAVEを用いて、最適なボンディング条件の評価を行った事例を示します。・・・

80kHz駆動

80kHz駆動

160kHz駆動

160kHz駆動

チップにかかるミーゼス応力のスナップショット(上図:80kHz、下図:160kHz)

続きはこちら↓
https://www.engineering-eye.com/rpt/column/2024/0711_ultrasonic-electromagnetic
.html

【マテリアルデザイン】

「積層造形用材料の造形条件最適化(Thermo-Calc2024bの新機能)」

科学エンジニアリング第2部 技術第4課 小笠原 大樹

レーザ粉末床溶融結合法(LPBF)に代表される金属積層造形プロセスにおいては、温度分布、溶融池形状、欠陥の予測を精緻に予測することで、造形条件を最適化することが求められます。熱力学計算ソフトウェアThermo-Calcは、CALPHAD法に基づいた状態図計算からその発展を始め、現在では拡張モジュールの追加によって冶金プロセスや積層造形プロセスなどの様々な計算に役立てられています。ここでは、今夏リリースされたThermo-Calc2024bで可能となった、積層造形プロセス向けの新しい解析機能をご紹介いたします。・・・

SUS316L溶融池の温度分布(左図、右図)および流速分布(右図)(熱源の出力P=60W、走査速度v=400mm/s)
SUS316L溶融池の温度分布(左図、右図)および流速分布(右図)(熱源の出力P=60W、走査速度v=400mm/s)

SUS316L溶融池の温度分布(左図、右図)および流速分布(右図)
(熱源の出力P=60W、走査速度v=400mm/s)

続きはこちら↓
https://www.engineering-eye.com/rpt/column/2024/0711_material.html

本メールマガジンに関するご質問・お問い合わせ先

CTCサイエンス通信 2024年7月号

2024年7月11日発行
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
エンタープライズ事業グループ 科学システム本部 科学営業第3部
住所:〒105-6950 東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー
E-mail:science_info@ctc-g.co.jp
https://www.engineering-eye.com/