橋梁下部構造(基礎、橋脚等)から上部構造(主桁、橋床等)まで形式・規模に関わらず、鋼・コンクリート橋を対象とした設計、解析、開発のソリューションを提供します。
橋梁を設計する上での各種問題に対する受託解析を行います。一般的な設計断面力の算出から耐震問題、特殊構造や局部に対する様々な検討課題に対して、設計・解析対象、課題、予想される現象を判断し的確な解析アプローチ法、手法を提案いたします。
さらに、得られた解析結果の検討についても、お任せいただければ経験豊富な専任スタッフがお応えいたします。解析結果の検討、考察には、解析の特徴、得られた数値解の評価方法、使用した解析ツールの出力内容等、工学的判断や解析スキルが必要になります。その際、お客様ご希望の最終納品形態をヒアリングし、二次利用可能な状態に加工・編集を加えるなど、様々なポスト処理を行い、ニーズにあった形でお納めします。
小回りの利く細やかなサービスをお届けする総合的なソリューションサービスを、お客様の設計業務の軽減に是非お役に立てください。
応力変形解析
フレーム系骨組み解析は、橋梁を設計する上での基本となる解析です。設計断面力の算出では、自動車、列車、モノレール、新交通等の様々な仕様の移動(活)荷重にも対応しなければなりません。PC橋ではクリープ、乾燥収縮、リラクセーション等による経時変化を見逃すことはできません。また、これらの影響は断面の形状や施工方法により異なります。それを十分に表現できるプログラムで解析しなくてはなりません。
吊り橋や斜張橋のような長大橋梁では幾何学的非線形性が必要となります。また、主塔などでは材料非線形性も考慮して耐荷力を求める必要があります。
CTCは本州四国連絡橋に代表される数々の長大橋梁プロジェクト、新しい橋梁形式や施工法に対する豊富な経験と技術力で、架設時から完成系まで様々な問題を適切な手法で解決いたします。
有限要素法(FEM)解析は、近年プリ・ポストプロセッサも広く普及し、誰でも簡単に行えるようになってきました。しかし、大規模モデルや複雑な構造をどうモデル化するか、また、高度な非線形問題でお困りになることはありませんか。「現象を的確に捉える解析を行うために、高機能なツールをいかに利用するか」、解析を熟知したCTCにお任せください。
波形鋼板ウエブや複合トラスなどの複合構造橋梁では鋼とコンクリートの付着や接触、また、鋼部材の溶接部分の応力集中による亀裂などが問題となります。
基礎や下部工の施工時や床版の打設時などコンクリートでは発熱によるひび割れが問題となります。このような問題は、打設順序を考慮した非定常熱伝導と熱応力の連成問題として解析する必要があります。
鋼製橋脚や腹板などの耐荷力を求める際には、溶接による残留ひずみや初期不整などを考慮した、材料非線形性と幾何学的非線形性を同時に扱う複合非線形問題となります。
CTCではこのような問題に対して、適切なモデル化や解析手法の提案、解析結果を二次利用しやすい形に加工するなど、きめ細かなサービスを提供しております。是非ご利用ください。
耐震解析
道路橋の耐震解析は上、下部工を二次元、あるいは三次元モデルの骨組みモデル、基礎・地盤を集約バネモデルに置換し、震度法・地震時保有水平耐力法による静的照査法と、非線形動的解析による動的照査法を実施いたします。
また、地盤の非線形性、液状化等の検討が必要な場合は地盤・基礎・上下部工の連成系モデルを構築し、全応力法、液状化を考慮した有効応力法による非線形動的解析を実施し、地盤の安定性の検討、橋梁の耐震性能の照査を実施いたします。
地震荷重以外の問題としては、自動車の走行によって生じる振動が周辺地域に及ぼす影響や風による振動解析なども解析する事が可能です。
橋梁の維持管理に関する支援サービス
CTCは財団法人大阪地域計画研究所が提供する汎用ブリッジマネジメントシステム「BMStar」の保守・管理や普及支援を担当すると共に、「BMStar」のユ-ザーに対して、以下に示すような支援サービスを提供しています。
- 対象地区の橋梁に関する事前データの作成支援サービス
- モバイルPCで作成した点検データを「BMStar」に取り込む作業支援サービス
- 過去に点検調査した紙ベースのデータの電子化作業支援サービス
- 取り込んだデータの帳票出力支援サービス
- LCC計算を行うための基礎データの作成支援サービス
(維持管理のシナリオ設定等) - LCC計算、予算平準化等の計算、帳票作成支援サービス
- 長寿命化維持管理計画の帳票作成支援サービス
お客様の抱える様々な問題に対して、CTCの豊富な経験と実績を基によりよいシステム構築、ソフトウェアの開発を提供いたします。開発方法には、一からの開発だけではなく、CTCの豊富なパッケージソフトをカスタマイズする方法やマルチクライアント方式により開発コストを押さえる方法等、成果物の満足度は当然ながら、納期・コスト面でも満足いただける方法も提案いたします。
また、お客様が自ら開発されたソフトウェアの異機種へのコンバージョンや、最新示方書対応等の改良・改修、さらには、インターネットを利用した戦略的なダウンロードサービス等、総合的なサービスを提供させていただきます。
CTCでは、数々の橋梁の設計や解析業務の経験から技術フィードバックを行った数々の橋梁系ソフトウェアを開発、販売しております。そうした自社開発ソフトウェアを中心に販売、技術サポートを行っています。
サポートに関してはそれぞれのソフトウェアで専任スタッフが常駐し、お客様のご質問にお答えします。 CTC製品のユーザー様専用エリアである「お客様広場」では、ソフトウェア修正版/バージョンアップ版のダウンロード、FAQ、使用テクニック等、充実したコンテンツを展開しております。
最先端の技術で信頼と実績のあるCTCソフトウェアラインアップを、是非ともお客様の業務にお役立てください。