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アウトソーシング 

耐震設計アウトソーシング

CTCでは、DYNA2ESoil Plus Dynamicといった耐震解析ソフトウェア販売のほかに、お客様から耐震設計/解析業務をご依頼いただき、「耐震設計/解析アウトソーシングソリューション」にも注力しています。豊富な実績から得た様々なノウハウを基にクオリティの高いこのサービスをお届けいたします。
たとえば、
「耐震解析ははじめてで何から手をつけていいか困ってる。」
「耐震ソフトウェアは持っているが、忙しくて自社内で解析するマンパワーも、時間も足りない。」
「複雑な3次元モデルで耐震解析を行う必要がある。」
「解析方針や方法で相談したい点がある。」  等々・・・。
耐震解析を目の前にして何か困ったことがある場合には、是非お問合せください。
年間百数十橋の解析をこなすCTCならではの質の高いサービスでお客様をサポートします。


  サービス内容
解析・設計対象ヒアリング / アプローチ提案 / ワークフロー
  納品物
リスト出力 / 図化処理 / 解析結果報告書 etc...
  ご用意いただくもの
構造物に関する条件 / 地盤に関する条件 / 入力地震波 等 について


サービス内容

「道路橋示方書(耐震設計編)」に従う橋梁耐震設計の場合、下記のようなワークフローで、お客様のニーズにお答えします。ソリューションご利用の時には一貫して専任スタッフが対応にあたり、コンサルティングを含めたサービスを提供します。

STEP1:モデルの作成

お客様にご提示いただいた全体一般図や、座標データをもとに動的解析を行うモデル作成を行います。一般的には、橋軸方向と橋軸直角方向とで塑性ヒンジ長が変わるため、橋軸モデル、橋軸直角モデルの2モデルを作成します。

作業を進める際には、お客様に解析対象のヒアリングを行います。解析の方針等のご相談や、コンサルティングをご利用ください。

  STEP1:モデルの作成

STEP2:解析条件の設定

作成したモデル(橋軸方向、橋軸直角方向の2モデル)に対して固有値解析を行います。

STEP3:レーリー減衰の決定

固有値解析の結果から、卓越する振動モードを2つ選択し、動的解析に用いるレーリー減衰を求めます。 (橋軸方向、橋軸直角方向の2モデル)

  STEP3:レーリー減衰の決定

STEP4:M-Φ非線形特性の算定

橋脚のM-Φ非線形特性を計算します。この結果は後の動的解析結果に大きく影響します。
このM-Φ算出結果は、通常お客様よりご提示いただく場合が多いですが、お客様より断面形状、配筋図、 強度特性等をご提示していただいた場合はCTCで算出いたします。

  STEP4:M-Φ非線形特性の算定

STEP5:線形静的解析

死荷重などにより、線形静的解析を行います。
この結果は、初期応力として後の動的解析に反映されます。

STEP6:非線形動的解析

Step1~5までに得られたデータ結果をもとに、非線形動的解析を行います。道路橋示方書では、TypeⅠ、TypeⅡの地震波を地盤種別に応じてそれぞれ3波づつ、橋軸方向と橋軸直角方向に対して解析を行います。よってトータルの解析ケースは12ケースとなります。

  STEP6:非線形動的解析定

STEP7:解析結果の評価

Step6で求めた結果をもとに、結果評価を行います。CTCより、変位図、断面力図、リスト等の結果をご連絡し、お客様と相談、場合によってはコンサルティングを行いお客様の結果評価作業のお手伝いをします。その評価に応じて、形状、配筋等の設計変更があれば、Step2~6を繰り返すトライアル計算を行います。 一般的に動的解析は1度の解析で収束しない場合がほとんどです。CTCではモデル形状の大幅な変更がない限り、2~3回のトライアル計算は無償にて行います。

  STEP7:解析結果の評価

STEP8:照査・報告書の作成、お届け

解析後、道路橋示方書に基づいた照査を行います。照査の結果は、入力データや解析リストとともに報告書としてお客様にお届けいたします。

  STEP8:照査・報告書の作成、お届け

Step7、8は、CTC耐震解析アウトソーシングの大きな特徴であり、これまで信頼ときめ細かなサービスをお客様にお届けしてまいりました。豊富な実績から培われた確かな技術を、お客様の業務に是非ご利用ください。

DYNA2Eユーザー様は、上記Step1~8のうち、アウトソーシングしたい部分だけご利用いただけます。たとえば、「初期ケースのみアウトソーシングし、後の追加ケース・トライアル計算は自社内で行いたい」といったご要望にもご利用いただけます。


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納品物

「道路橋示方書(耐震設計編)」に従う橋梁耐震設計・解析の場合、納品物は以下のものになります。他にもお客様のご要望に応じて、作成出力します。(動的解析結果アニメーションなど)

リスト出力

固有周期、固有振動数、有効質量、変位、、速度、加速度、断面力、その他。

図化出力

  • 固有値解析      ; モード図
  • 静的解析・動的解析 ; 変形図、速度図、加速度図、断面力図

その他

  • 着目点の変位、速度、加速度、応答波形図。
  • 着目部材の応力・ひずみ履歴(m-Φ)
  • etc. ・・・ (必要に応じて作成します)

解析結果報告書

  • 計算条件
  • 結果のまとめ (せん断力、、曲げ耐力、残留変位に対する照査)
  • etc. ・・・ (必要に応じて作成します)


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ご用意いただくもの

「道路橋示方書(耐震設計編)」に従う橋梁耐震設計・解析の場合、お客様は以下の条件をご用意ください。
条件をそろえるうえで、ご相談になりたいことはCTC専任スタッフを是非ご利用ください。

  • 形状・寸法に関係するもの。(解析対象の寸法、部材位置。)
    ※もし既に骨組計算を行っている場合は、その座標データでもかまいません。
  • 断面定数(断面積A、断面二次モーメント(Ix、Iy)、ねじり定数J)
  • 材料定数(ヤング率、せん断弾性係数、減衰定数)
  • 質量データ
  • 支承条件(固定、可動、バネ等)
    ※橋軸方向、橋軸直角方向について必要です。
  • 基礎及び支承のバネ定数
  • 非線形部材のM-Φ曲線(ひび割れ時、初降伏時、終局時)
    ※配筋等データをいただければ、CTCで算出を行えます。(別途料金)
  • 入力地震波
    ※「道路橋示方書(耐震設計編)」の地震波を使用しない場合にご提示ください。


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