領域積分法
通常のFEMコードでは、要素剛性マトリックスKは次式により計算されます。
しかし、幾何学非線形や材料非線形になれば、その都度計算し直す必要が生じます。
LS-DYNAでは、要素剛性マトリックスKを計算する代わりに、内力をFとして、次式を用いてこれに変えています
ここで、{σ}は応力ベクトルで、ヨーマンの応力速度を用いて各時刻毎に計算されます。
また、[ L ]はブーリアン作用素です。
なお、この積分においては、1点積分とアワーグラス制御により、計算時間の節約と解の安定を図っています
これにより、離散化された運動方程式は次式のようになります。