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機能LS-DYNA:非線形・動的・流体構造連成シミュレーションツール

高い処理能力

LS-DYNAは構造の物理挙動をシミュレートするための多くの能力を持っています。

  • 非線型動的解析
  • 熱解析
  • 破壊解析
  • クラックの進展解析
  • 接触解析
  • 貫入・貫通
  • イローディング
  • 準静的解析
  • Eulerian定式
  • ALE定式
  • 流体 - 構造連成解析
  • 熱 - 構造連成解析
  • 音響解析
  • アダプティブメッシュ(2D、3D)
  • 陰解法(静的、実固有値、動的)
  • メッシュフリー法(SPH)
  • エレメントフリーガラーキン法(EFG)

接触機能

LS-DYNAの接触解析は、完全自動で簡単でタフであり、拘束法とペナルティ法を使うことができます。また、20を越える接触オプションが有効であり、接触面には固着、剥離、接触、滑り、摩擦などの条件が設定できます。また、面と面の接触状態だけでなく、辺と辺、節点と面の接触も可能です。さらに、イローディング(要素の消滅)などの特殊な条件も扱うことができます。

  • 完全自動接触
  • 剛体壁との接触
  • すべりのみの接触
  • 固着
  • イローディング接触
  • ドロービート
  • 摩擦

要素

LS-DYNAの要素は正確で速い低次要素でLagrangian法により定式化されています。なお、ソリッド要素においてEulerian及びALE定式を選択できます。

  • 3,4角形薄肉シェル要素
  • 膜要素
  • 厚肉シェル要素
  • ソリッド要素
  • ビーム、トラス要素
  • 2節点トラス要素
  • ケーブル要素
  • スプリング・ダンパー要素
  • シートベルト要素
  • 剛体要素
  • 質点
  • 平面応力、平面ひずみ、軸対称
  • Lagrangian、ALE、Eulerian

豊富な材料モデル

LS-DYNAは100を越す金属、非金属材料モデルを持っています

  • 金属材料
  • 剛体
  • コンクリート
  • 樹脂
  • フォーム材(ウレタン、ハニカム)
  • 積層材、繊維
  • 異方性材
  • ガラス材
  • ゴム
  • 流体
  • ユーザー定義
  • 弾性
  • 弾塑性
  • 粘弾性
  • 速度依存性
  • 温度依存性
  • 破壊

インターフェース

  • CADインターフェース
    • IGES
    • VDA
  • Preプロセッサ インターフェース
    • I-DEAS
    • PATRAN
    • NASTRAN バルクデータ
  • FEAインターフェース
    • ANSYS
    • NASTRAN

並列機能

並列機能としてSMP(Sheared Memory Processing)とMPP(Massively Parallel Processing)が用意されています。
SMPは、複数のCPUが1つのメモリーを共有するタイプであり、1つの躯体内に複数のCPUを持つタイプです。
一方、MPPはいわゆるクラスター型であり、モデルを領域分割法により複数の領域に分割し、それぞれを高速なネットワークで接続された複数のコンピュータに分散して実行するタイプです。
詳しくは並列化のベンチマーク事例をご参照下さい。

その他

* 64ビット版
Windows及びLinuxにおいて64ビット環境でもご利用いただけます。
Windowsの32ビット環境では、アプリケーションが使用できるメモリーは2Gyteに制限されていましたが、64ビット環境では128Gyteまで使用できるようになり、陰解法による大規模計算をインコアで行うことが可能になります。
(注意:陽解法ではメモリーをあまり使用しませんので、64ビット環境でのメリットはほとんどありません。)