計算時間
CPU時間は問題の規模(要素数)、ステップ数、平均サイクル時間に依存し、次式により決まります
CPU time = ステップ数 × 要素数 × 平均サイクル時間
ステップ数 = 計算終了時間/時間増分
ここで、平均サイクル時間は要素の種類、材料の種類、接触の種類、マシンの種類に依存します。例えば、簡単なモデルでCRAY-YMPを使用する場合では、各要素で次のようになります
BEAM 3 - 30 (μsec) SHELL 10 - 35 SOLID 11 - 28 SOLID 20 - 40
また、時間増分Δtは、最小要素の辺長をL ,サウンドスピードをc、材料の密度をρ、ヤング率をE、ポアソン比をνとすると、次式から求められます。(シェル要素の場合)
メモリーとディスク
LS-DYNAは問題の規模に応じて、計算途中に動的に必要なメモリーを割り当てるので、コンピュータ資源を有効に使用します。
使用メモリーとディスク容量の目安として、
要素数 |
メモリー(ワード) |
ディスク容量(Mbytes) |
100,000 |
15,000,000 |
100 |
1,000 |
4,000,000 |
10 |