CADインターフェース

Femapは、多彩なCADインターフェースを備えているため、様々なCAD形状データを読み込むことができます。

Parasolid ソリッドモデルフォーマット（*.X_T），ACIS ソリッドモデルファイルフォーマット（*.SAT）， STEP， IGES， Stereolithography(STL)， DXFなどのCADフォーマットデータをはじめ、 I-deas、 CATIA、 Pro/ENGINEER、　NX、　Solid Edgeなどの各種CADシステムの標準データからもダイレクトに形状を取り込むことができます。

また、逆に、Parasolid ソリッドモデルフォーマット（*.X_T），ACIS ソリッドモデルファイルフォーマット（*.SAT）， STEP， IGESといったCADデータフォーマットに、形状を書き出すことができます。変形後の状態をそのまま出力することも可能です。

CADファイル対応状況はシステム構成ページの表をご参照ください。

ジオメトリ作成

ジオメトリとは、有限要素を作成する基となる形状データのことを指します。
上述のCADインターフェースを使ったデータ取り込みをすることでジオメトリを作成することもできますが、Femapを使って何もないところからのジオメトリ作成も可能です。
FemapにはParasolidエンジンが搭載されており、ポイント／カーブ／サーフェス／ソリッドの形状を作成するメニューが各種用意されています。

※	ポイント		：	座標値
※	カーブ
		ライン	：	座標値、中線、角度、接線、オフセット、ベクトル、他
		アーク	：	3点、始点-終点-半径、始点-終点-角度、中心-始点-角度、中心-始点-弦、他
		サークル	：	半径端点、直径端点、中心と半径、中心と接線、2接線と半径、他
		スプライン	：	ポイント、接線、ブレンド、オフセット、楕円、放物線、双曲線、他
※	サーフェス		：	座標値、エッジカーブ、ロフト、押出し、回転押出し、円筒面、球面、他
※	ソリッド		：	押出し、回転押出し、プリミティブ、スティッチ、ブーリアン演算、他

中立面生成

Femapには、ソリッド形状の中立面にサーフェスを自動的に生成する機能があります。ソリッド形状の厚さも自動認識してサーフェスが作成されます。

この機能を活用することで、ソリッドジオメトリを基にした平面要素による有限要素モデルを効率的に作成することができます。

ジオメトリ修正

ジオメトリを編集する機能も搭載されています。
例えば、サーフェスの場合は、単独サーフェスであってもソリッド表面であっても、カーブの投影や位置指定によって容易に切断できたり、穴を削除したりすることができます。
ソリッドの場合は、フィレットや面取りといった修正をはじめ、ソリッド内部をくり貫いて中空ソリッドを作成したり、切断して切断後の面を一致させたり、といった機能が用意されています。