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お客様の広場SoilPlus:地盤・浸透・耐震統合解析システム

FAQ

07_結果処理

加速度がパルス的な時刻歴波形になる。

非線形解析において不平均力が発生した場合にパルス波形が発生します。
非線形部材の剛性が急変することが原因で加速度結果のみパルス波形の場合は大きな問題にはなりません。

変位法では初めに変位が求まります。
求まった変位を2階微分することで加速度を算出します。
その為、加速度は変位に比べ外力に対する感度が高い成分となります。

変位波形においてパルス波が確認されなければ解析上は問題ありません。
加速度波形で見るパルスはは数値解析上避けられない結果ということになります。

どうしても加速度のパルス波形を避けたい場合、以下の検討を行ってみてください。

 ・ニューマークβ法のβを小さくする(4.0→3.0)
 ・時間刻みを大きくする(0.001→0.002)
 ・非線形部材の剛性低下率を大きくする(1.0E-4→1.0E-3)

結果が非常に大きくなる例として解が発散している場合があります。
解が発散しているか、パルス波形であるかは時刻歴結果で判断します。
解が発散している場合は多くの場合モデル化に問題があります。
非線形特性を中心に入力が正しく設定されているか見直します。