FAQ
07_結果処理
応力・断面力の正負について教えてください
■応力の正負
Soil Plus Static、Soil Plus Dynamicでは引張りを正、圧縮を負としています。
最大主応力、最小主応力も引張り正、圧縮負で統一しています。
弾性解析の正負を基準としており圧縮正とする地盤計算の正負とは逆の出力となります。
CAP(静的有効応力オプション)では圧縮を正、引張りを負としています。
静的有効応力解析に限り圧縮を正、引張りを負としていますのでご注意ください。
引張(正)、圧縮(負) : Soil Plus Static、Soil Plus Dynamic
引張(負)、圧縮(正) : Soil Plus Static CAP
※応力の種類は以下の通り。
全応力 : Soil Plus Static、Soil Plus Dynamic
有効応力: Soil Plus Static CAP
■断面力の正負
断面力についても同様に、引張りを正、圧縮を負としています。
ただし、プリポストの解析結果はJ端基準で規定されます。そのため、ソルバーとプリポストで表示されるI端の結果値の符号が反転(最大、最小の結果は除く)します。
・ソルバーでの符号
要素座標系の方向と決め方、ソルバーでの結果値の方向を記載します。






※右手系
右手の親指、人差し指、中指を直交するように伸ばします。
この時、親指をx軸、人差し指をy軸とした場合、中指の方向がz軸となる。
※右ネジ則
親指を立て右手を握り、座標系の軸方向に親指を向けます。
この時に、親指を除く4本指が回る方向が回転方向となります。
・断面力の符号の違い
断面力の結果値の違いは次の通りです。
GUI確認時 : I端の符号を反転
LISTファイル : I端の値は、プリポストと正負が逆
※端点については、以下の名称を使用する場合もあります
I端 : 始点(a端)
J端 : 終点(b端)
なお、断面力の正負については下記ページにも記載がありますのでご参照ください。
断面力のポスト処理について