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お客様の広場SoilPlus:地盤・浸透・耐震統合解析システム

FAQ

03_解析条件の設定

「USER FATAL MESSAGE 8001」が出力されます。

ヤコビアンが0または負になる原因は次のことがあげられます。
これらいずれかの原因を解消することで問題は解決します。


①平面要素のコネクションが間違っている
2D要素(平面ひずみ要素、平面応力要素)の構成節点のコネクションは"反時計回り"であることが必要です。
四節点2D要素の場合、節点1~4が反時計回りにXY平面上に位置する必要があります。
これは反時計回りを回転方向の正とした規則があるためです。
構造物の一部で"時計回り"の要素が確認された場合、解析は実行できません。

平面要素の要素座標系の確認し、時計回りのコネクションがあれば修正して下さい。

 コマンド : [モデル]-[要素]-[パラメータ変更]→「要素座標系の反転」

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②単位系を「mm」で行っている
「mm」単位で解析を行うと数字が大きいこともあり、相対的に要素を構成する節点間距離が小さく計算されヤコビアンがゼロと見なされることがあります。
「m」単位に切り替えて実行すれば解決します。

 コマンド : [ツール]-[単位系]、または、画面右下のプルダウンで切替える

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③原点から遠い位置にモデルを作成している
原点から遠い座標で計算すると、相対的に要素を構成する節点間距離が小さく計算されヤコビアンがゼロと見なされることがあります。
モデルを原点近傍に平行移動させることで解決します。
モデルは[モデル]-[トランスフォーム]-[並進]コマンドを使用して移動させます。

 コマンド : [モデル]-[トランスフォーム]-[並進]

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④潰れた要素がある
要素が扁平、薄い、潰れている場合にはヤコビアンがゼロと計算され解析を行うことができません。
エラー対象の要素とその周辺の要素を削除して、メッシュを作り直す必要があります。
潰れた要素を検索する方法は次のコマンドを利用します。
事前にチェックすることで解析エラーを未然に防ぎ、解析精度を確保します。

 コマンド : [メッシュ]-[チェック-クオリティ]→「つぶれ」

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