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お客様の広場SoilPlus:地盤・浸透・耐震統合解析システム

FAQ

03_解析条件の設定

エラーメッセージ「**** ERROR IN ADRS BLNK CMMN LNGTH EXCEED MXWD 」

このメッセージは解析メモリが足りない場合に出力されます。
「解析メモリ」は「解析ケース」の「解析制御」で設定します。
その数値が足りないためエラーが発生しています。
この「解析メモリ」を設定し、使用するメモリサイズを大きくすることで解決します。

PC環境に依存してWindowsXP32bitでは最大1000~1300MB程度まで確保することができます。
数値を大きくしても解決されない場合、解析メモリを調整することでは対応できません。
モデル規模を小さくするなど他の方法を検討する必要があります。

複素応答法の場合、続いて例えば次のようなメッセージが出力されます。

PRGRM NAME CXRS PRG LNGTH -9999 MXWD 143000000 CMMN 143000000
ADS 87928357 ADE 265695141 LWD 177766785
IRSD -122695141 M 32865 N 5409

MXWD:確保したメモリ容量
IRSD:余剰メモリ容量

メモリはWORD単位で表示され、1WORDは8byteです。
それぞれ次のように計算できます。
MXWD=143000000×8/1000000=1144MB
IRDS=-122695141×8/1000000=-981MB
IRDSが-981MBマイナスなので981MB不足していると解釈します。
解析に必要なメモリは1144+981=2125MBなのでWindowsXPで確保可能な1000~1350MBを超えている為、この場合、解析モデルを小さくすることを検討するべきと言えます。

結果出力を大量に指定する場合もメモリ不足となります。
例えばMOVEデータですべての解析ステップの結果を保存していたり、MKTM・MKGD・MKEL・MKSC各データ数が多い場合は保存領域が不足してエラー処理されます。
結果出力が問題になる場合は、結果を出力するための解析を複数実行することで対処します。
1回目は節点101~1000までを出力、2回目は1001~2000までを出力というようにです。
出力条件だけが問題になる場合はこの方法でメモリ節約を図ります。