新機能紹介
WITNESS "Power with Ease"
2009年10月にリリースされた"WITNESS PwE"の機能についてご紹介します。
クイック3D機能
クイック3DはWITNESSに追加される新しいコマンドで、ユーザは余計な操作を負担することなくWITNESSの3Dアニメーションモデルを生成できます。このモデル生成は予め設定された2Dシェイプと3Dジオメトリのマッピングに従って自動的に実行されます。マッピングはいつでも変更可能です。
新しくなったStartupモデルのデザイナーエレメントを使うと、予め用意された多彩なシェイプを使って充実した3Dビューが簡単に作成できます。
機能概要
- 製造業やサービス業用の120個以上の2D・3Dシェイプライブラリ
- 3Dカメラの方向のクイック指定
- ダイアログで簡単にカスタマイズ可能な2Dから3Dへのジオメトリマッピングやサイズ指定

なお、WITNESSのオプションのVRは、今後も以下のような追加機能を提供します。
- ユーザオリジナルのシェイプの追加
- WORLD(シミュレーションに出入りするパーツや流体のモデル化のための特別な入力ロケーション)の作成
- カメラ飛行(カメラをオブジェクトのインスタンスにアタッチしない状態で,マウスを使用して3D内で飛行させます)
テーマは「簡単でパワフル」
2009年から2010年にかけては「簡単でパワフル - ThinkWITNESS」をテーマに広範囲な改良を行い、ビジュアル面では製品の歴史上、最大の変化を迎える予定です。製品の品質向上や新機能の開発に加え、「簡単でパワフル」のテーマ通り、楽しみながらお使いいただけるわかりやすい新しいヘルプや学習ツールをご用意させていただきたいと考えています。
クイック3Dの開発にあたって - 開発元 Lanner社のメッセージ
ユーザの皆様から、WITNESSのシミュレーションによる様々な問題の解析能力に対する高い評価と、ある種のモデルでは3D可視化やアニメーション化が役立つとの声をいただいております。そのような場合に、3Dだけでシミュレーションモデルを作成していらっしゃるのかどうか質問させていただくと、完全に3Dだけでシミュレーションモデルを作成するとモデルの複雑さが増すにつれ3Dの構成やチェックに多くのエネルギーを要し面倒になるとのご意見を伺っております。
WITNESSのレイアウトウィンドウは、モデルを正確にすばやく作成することにユーザが集中できるようにします。クイック3Dは、3Dのアニメーションでモデルの各パーツをすばやく見られるようにすることを念頭に開発されました。使い方は簡単で、時間がかかりません。2D形状で開発したモデルを、ワンクリックで複雑な3Dシェイプにマッピングして可視化できます。WITNESS VRをご利用の方は、予め作成しておいた工場やビルの3Dモデルの中に、簡単にクイック3Dのモデルを配置できます。例えば、様々な製造ラインのレイアウトのシミュレーションを工場の建物の中に入れた様子を簡単に可視化できます。
2Dと3D両方の長所を生かすのが開発製品の最も望ましい形と思います。
今後とも高い性能と価値をご提供していきたいと考えております。
製品部長 イアン ダブニ