APIでWITNESSを制御する AI、IoT、デジタルツインへの活用
世界的にAI、IoT、デジタルツイン※ など、データ活用のニーズが高まってきています。WITNESSは外部アプリケーションから制御するためのAPIを提供しており、お客様の要望の実現や、課題解決に役立てることができます。
※デジタルツインはバーチャル空間上に工場や設備を再現し、様々な状況をシミュレーションすることで、経営判断などに役立てるための技術です。
1.3つのAPI
Experimenter API
WITNESSに付随するソフトであるExperimenterを「制御する」ための公開APIです。WITNESSをご購入いただいたお客様であれば、どなたでもご利用になれます。WITNESSをインストールしたPCでマニュアル(日本語)をご確認いただけます。
Experimenter Run Control API
WITNESSを外部から「呼び出す」ための非公開APIです。呼び出し時にWITNESSにリクエストを送信し、シミュレーション完了時にレスポンスを受け取ります。希望者にマニュアル(英語版のみ)とサンプルコードをご提供します。
WITNESS API
WITNESSを外部から「制御する」ための有償APIです。WITNESSのほぼすべての機能を制御することができます。希望者にマニュアル(英語版のみ)をご提供しますので、導入の判断材料にご利用ください。
マニュアル(英語版のみ)とサンプルコードをご希望の場合
資料請求/お問合わせ先 よりお問合わせください。
2.機能比較
APIの種類 | 費用 | 変数の制御 | エレメントの 制御 |
並列化 | CTCのサポート |
---|---|---|---|---|---|
Experimenter | 無償 | ○ | ○ | × | 対象 |
Run Control | 無償 | ○ | × | ○ | 対象外 |
WITNESS | 有償 | ○ | ○ | ○ | 対象 |
※上記以外にも、アクセス可能なイベントの種類などが異なります。詳細はマニュアルをご確認ください。
※サポートはAPIの機能についての質問に限定させていただきます。また、回答までにお時間を頂く場合があります。
3.応用例
IoT、デジタルツイン
データベースから呼び出した生産情報をもとにシミュレーションをしたい場合に、より効率的にデータをハンドリングすることができます。
AI
機械学習や深層学習などの別アプリケーションとの連動が容易になります。「機械学習の結果をシミュレーションに反映させる」、「シミュレーション結果を教師データにする」などの用途に活用可能です。
自動化
条件の自動生成と、自動実行を組み合わせることで、より多くの条件を効率的にシミュレーションすることができます。
マルチプラットフォーム化
Excel VBAなどを使ったアプリケーション開発が可能になり、WITNESSになじみがない方でもプロセスシミュレータを活用したアプリケーションを開発可能になります。
また、ウェブサーバに対応したアプリケーションを開発することで、WITNESSをWEBアプリケーションの一部として動作させることが可能です。
4.開発環境および動作環境
開発環境
- WITNESSをインストールしたWindows系PC(ライセンスは不要です)
- COMを参照可能な開発ソフト(Visual Studio、Excel VBAなど)
動作環境
- WITNESSをインストールしたWindows系PC
- WITNESSのライセンス
※WITNESS APIを利用される場合は、WITNESSライセンスとWITNESS APIライセンスの両方が必要になります。
5.アプリケーション開発の委託/コンサルティング
お客様の要望に応じて、WindowsアプリケーションもしくはWEBアプリケーション(AWS上に構築したもの)を受託開発いたします。また、お客様のアプリケーション開発にご協力することも可能ですので、お気軽にご相談ください。
※技術的課題が多い場合は、正式開発前にPoC(可能性検証)を実施し、開発着手の判断をお願いする場合があります。