概要
ROADVIEW 均しコンクリート厚計算オプション
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均しコンクリート厚計算オプションは、橋面高と桁天端高の差を計算するオプションです。桁天端(面)の設定は8種類設定方法が有り様々な条件・状況により入力を選択し、結果を画面上で確認できます。また、キャンバ-補正厚を含む計算も可能ですので、PC橋の桁設定にそのまま計算結果を利用できます。 |
入力機能

- 桁の縦断方向を指定します。
- 条件の判断範囲を指定します。(通常は車道の範囲、主桁範囲を指定します。)
- 桁の面の設定をします。(設定方法は8種類)
- キャンバ-補正厚を指定します。(支間長に合わせて入力します。)
- 計算を開始します。
桁面設定方法
項目 | 概要 | |
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1 | 最少厚と平均縦横断勾配 | 最少厚を入力し、橋面の平均縦断勾配・横断勾配を初期値として桁上面を高さの差が全体的に薄くなりかつ、バランスよくなるよう自動設定します。 ※一番最初の桁上面設定時に使用します。 |
2 | 最少厚と桁縦横断勾配 | 最少厚と桁の縦断勾配・横断勾配を入力し、最少厚をクリアする桁上面を自動設定します。 ※桁の縦断横断が予測できる場合に使用します。 |
3 | 3点入力 | 3点(ライン・クロス・高さの差)を指定し桁上面を設定します。 |
4 | 2点と桁縦断勾配 | 2点(ライン・クロス・高さの差)と桁縦断勾配を入力し自動計算します。 ※桁縦断勾配が固定で、横断方向でバランスを取りたい場合に使用します。 |
5 | 2点と桁横断勾配 | 2点(ライン・クロス・高さの差)と桁横断勾配を入力し自動計算します。 ※桁横断勾配が固定で、縦断方向でバランスを取りたい場合に使用します。 |
6 | 1点と桁縦横断勾配 | 1点(ライン・クロス・高さの差)と桁縦断勾配・横断勾配を入力し自動計算します。 ※1点が固定で、かつ桁縦横断勾配が固定の場合に使用します。 |
7 | 1点と任意方向勾配、桁縦断勾配 | 1点(ライン・クロス・高さの差)と任意方向2点指定しその勾配を入力し、桁縦断勾配を入力し自動計算します。 ※橋座の支承方向で固定した勾配を入力したい場合などに使用します。 |
8 | 2ライン入力 | 桁上面が、橋面と一緒に動く場合など、2つのラインと差し引き厚、法線方向ラインを指定し、2ラインを結ぶ面を設定します。 ※中空ホロー桁や、PC床版上面などの面が曲面になる場合に使用します。 |
キャンバ補正厚の入力方法
キャンバの値を1つ入力 仮桁面決定条件範囲の始めと終わりの両クロス上に共通のキャンバによる補正値を入力します。 |
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2クロス上キャンバ入力 出力範囲に含まれる2クロス上でキャンバによる補正値を入力します。各クロスについてクロス名と補正値を入力します。 |
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3クロス上キャンバ入力 出力範囲に含まれる3クロスと「均しコンクリート厚の計算」ウィンドで入力した桁方向でのキャンバによる補正値を入力します。各クロスについてクロス名と補正値を入力します。桁方向ラインと各クロスの交点座標を用いてキャンバの設定を行い、クロスの方向は無視します。従って、補正値を入力する各クロスが平行でない場合、クロス上で必ずしも同じ補正値にならないことがあります。 |
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キャンバ補正厚算定式
2次放物線 | 円曲線 |
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ε=A・L^2+B・L+C | (L-L0)^2+(ε-ε0)^2=R^2 |
ε:鉛直方向補正値 | ε:鉛直方向補正値 |
L:水平投影桁長さで表した算定点の位置 | L:水平投影桁長さで表した算定点の位置 |
A,B,C:定数 | L0,ε0,R:定数 |
計算結果画面表示
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桁の縦断・横断勾配の他に条件判断範囲内での最少厚・最大厚が一目でわかります。 |