Griddle V.2.0新機能
GHeal
表面メッシュに問題がある場合に自動で問題の認識と修正を行う機能です。
- メッシュが欠けている場所を穴埋めします。
- メッシュに細い亀裂状の穴がある際に、メッシュの修正をします。
- メッシュ同士が衝突する面を修正します。
- 細かな突起状のメッシュを削除します。
- 非平面の四辺形の面を分割します。
- メッシュの法線を揃えます。
- 周囲から離れている節点を自動削除します。
GExtend
境界に沿って新しい面を追加することにより、サーフェスメッシュを拡張していくことが可能です。
GExtrude
表面メッシュを押し出し、立体メッシュを作成できるようになりました。
GriddleAbout
ライセンス情報やアップデートに関する情報を簡単に表示できるようになりました。
Griddle V.2.0機能の強化
BlockRangerの強化
この機能の強化により、表面が凹となる形状のソリッドメッシュを容易に作成することができます。また、メッシュ作成の対象となるデータのエッジや点のコネクション等に問題があるなど、データに不都合がある際にもメッシュ作成が容易となりました。
すでに作成されたソリッドメッシュに対応する境界面メッシュをRhinoで自動的に作成する新しいオプションも加わりました。
また、新しく追加された出力形式は以下の通りです。
- 3DEC V.7.0 Text形式、バイナリ形式
- FLAC3D バイナリ形式
- CSV形式
GIntの強化
- 表面メッシュの交差エンジンが強化され、より早く確実に処理ができます。
- 交差するメッシュを分離し、すべての個々のメッシュ情報を保持する新しいデフォルト オプションがあります。(以前のバージョンと同様に個々のメッシュをマージするように設定できます)
- 交差する面を他のメッシュから分離する新しいオプションが追加されました。これにより、ユーザーはどの面が変更されたのか、交差したのかを簡単に確認できます。
Gsurfの強化
- 表面リメッシュエンジンが高速で確実なものなりました。
- リメッシュされたメッシュを個別に保持し、すべての個々のメッシュ情報を保持する新しいデフォルトオプションがあります。(以前のバージョンと同様に個々のメッシュをマージするよう設定できます)
- より多くのメッシュの制御が可能です。以下の項目についてコントロールすることができます。
- グラデーション
- 四辺形の重み
- 要素形状の品質や最適化レベル
- ローカルメッシュサイズを指定できます。
- ハードエッジとハードノードのロジックが改善され、ローカル要素のサイズを正確にコントロールできるようになりました。
GVol
- ボリュームメッシャーエンジンは高速で確実なものになりました。メッシュを作成する前に、表面メッシュの問題を自動でチェックします。
- より多くのメッシュの制御が可能です。以下の項目についてコントロールすることができます。
- 要素のターゲットサイズ、サイズのグラデーション
- 要素形状の品質;そして最適化レベル向上
- 新しく追加された出力形式は以下の通りです。
- 3DEC V.7.0:テキスト(ASCII)またはバイナリ出力、Rigid or Deformable block形式
- FLAC3Dバイナリ形式:ASCII出力よりも大幅に高速に出力可能
- CSVファイルへの出力
GExtract
- 角度と非多様体の交差に基づいて、複数のメッシュを一度に抽出します。
- すべての境界面を抽出します。
- すべての非多様体の面すなわち、非多様体の交差に沿った面を抽出します。
- ユーザー定義のソリッド内のサブメッシュを抽出します。