木の音響異方性シミュレーション
解析モデル
下図のように、木の断面をモデル化し、片側に振動子を設置します。
等方材として解析した場合と、音響異方性を考慮して解析した場合の伝搬の様子を比較しました。

解析条件
2次元モデル全要素数:約25万要素
メッシュサイズ:0.025mm
入力波形:周波数 3MHz

物性値
等方材
木材における縦波音速2600~3500m/s程度を参考に決定します。
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xy平面における伝搬の角度と音速の関係は、等方材なので一定です。

異方材
木材における縦波音速2600~3500m/s程度を参考に、異方性を再現するように剛性マトリクスを決定します。
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今回は回転角θは90度、X方向を向いています。xy平面における伝搬の角度と音速の関係を、下記のグラフに示します。

解析結果
比較すると、音響異方性を入力したことによる伝搬の様子の違いが確認できます。