新機能紹介
AutoPIPE 2023(v23.0.1)の新機能
AutoPIPE 2023(v23.0.1)
配管コード
- ASME NB-2021 - Class 1 Componentsが追加されました。すみ肉溶接または部分溶込み溶接で行われた分岐接続の応力係数の計算[NB-3683.8(e)]が更新されました。
- ASME NCD-2021 - Class 2およびClass 3 Componentsが追加されました。ASME NCとASME NDが一つの規格に統合され、ASME NCDになりました。AutoPIPEでは、新しい配管コードとしてASME NCDを提供するようになりました。ASME NC/ASME ND-2019とASME NCDの間に大きな変更点はありません。
- ASME B31.1-2022 - Power Pipingが追加されました。B31.1のこのエディションでは、長期と短期のカテゴリの軸応力の計算が更新されました。AutoPIPEライブラリで使用可能な材質特性の一部が変更されています。
- ASME B31.12 Hydrogen Pipelines Codeにおいて、Hf計算にOption Bを使用するためのサポートが追加されました。
- ASME B31Jの整合性に関する警告とエラーメッセージが改善され、詳細が表示されるようになりました。
モデリング
- 回転サポートが更新され、ギャップが定義されたサポートをより適切に表現できるようになりました。
- B31Jモデルで、レジューサに「SIFを2.0に設定」オプションを使用できるようになりました。
- 雪荷重の重要度係数が導入され、既定の入力単位が更新されました。
レポート
- Wordのレポート: レポートのカスタマイズを改善するために、レポートのヘッダーとフッターにマージフィールドを追加できるようになりました。
- Wordのレポート: Wordのレポートで機器レポートが使用できるようになりました。
- 部材座標系の「サポート出力レポート」ヘッダーが、回転サポートのギャップの方向をより正確に表すように修正されました。
- ティーの局所座標での力とモーメントのレポートが、すべての配管コードで使用できるようになりました。
ユーザーインターフェース
- 結果グリッドが新しくなり、グリッドコントロールがより強力になりました。新しいコントロールには、結果のグループ化、複数列の並べ替え、さまざまなフィルタリングオプション、Microsoft Excelのような条件付きフォーマットなどの機能があります。このコントロールでは、印刷と印刷プレビュー用にヘッダーとフッターをカスタマイズすることもできます。
- グラフ化されたデータに使用する新しいチャート作成ツール。
- 「ショーオプション」に、コールドスプリング(カットショート)用のラベルが表示されるようになりました。
- 「荷重組合せ」ダイアログ: 組み合わせの不一致を説明するための新しい列が追加されました。
全般
- すべてのモジュールを含むAutoPIPEプログラムが64ビットに更新されました。
- AutoPIPE LicensingにQAR資格が導入されました。
相互運用性
- iTwin Analytical Synchronizerのオフセットおよび回転オプションが有効になりました。
セキュリティリリースノート
- セキュリティの脆弱性(CVE-2023-0286とCVE-2023-31038)を解消するために、Power Platformを更新しました。
- セキュリティの脆弱性(CVE-2012-2677)を解消するために、ブーストライブラリを更新しました。