HOME > プロダクト一覧 > WITNESS > 詳細 > WITNESSエレメントとは?

詳細WITNESS:生産・物流・プロセスシミュレーションソフトウェア

WITNESSエレメントとは?

WITNESSのモデルは、「エレメント」と呼ばれる部品を組み合わせる事によって構築されます。エレメントは目に見えるようなもの(物理エレメント)とロジックを表現するためのもの(制御エレメント)に大別できます。

物理エレメント

  1. パーツ
    パーツは、モデル内を独立して動く事の出来る「もの」です。例えば、組立加工工程での《部品》、企業内で進行中の《プロジェクト》、店舗内を移動する《人々》に相当します。
  2. バッファ
    バッファはパーツを保管する「場所」です。例えば、部品が置いてある《棚」、決裁待ちの《書類ボックス》、人々が並んでいる《行列》などに相当します。
  3. マシン
    マシンは「ある場所からパーツを取り、処理し、次の場所へ送るもの」です。応用範囲は広く、《工場内の1機械》から《工場全体》までを1個のマシンで相当させることが出来ます。
  4. コンベア
    コンベアは、パーツをモデル内のある所から他の所へ「時間をかけて移動」させます。コンベアは、一般道路としても使う事が出来ます。
  5. ビークル
    ビークルは、「パーツを搬送」するものです。例えば、《フォークリフト》、《車》、《列車》等に相当します。
  6. 走路
    走路はビークルが走行する「路」です。ビークルを車に見立てたときは《道路》、列車に見立てたときは《レール》等に相当します。
  7. レイバー
    レイバーはあるオペレーション(処理、清掃、修理等)を行うために別のエレメントで必要になる「資源」です。《作業者》等に相当します。
  8. 流体
    流体は「連続した量」を表すエレメントです。液体、粉体のような《流動体》や、マクロ規模でみた《在庫量》などに相当します。
  9. 反応器
    流体を処理する処理装置をあらわします。《ミキサー》等に相当します。
  10. パイプ
    流体を移動させる「パイプ」です。
  11. タンク
    流体を貯蔵する「タンク」です。実際の《タンク》や《貯蔵倉庫》などに相当します。
  12. モジュール
    モジュールは上記のエレメントを組み合わせて1つのエレメントとして扱うためのものです。

制御エレメント

  1. アトリビュート
    パーツの属性です。製品番号や納期等といった情報をパーツに与えるために使用します。整数・実数・文字列・エレメント名を使用できます。
  2. 変数
    モデル内で利用できる変数です。モデル内のどこからでもアクセスできます。整数型・実数型・文字列型・エレメント名型があります。
  3. 確率分布
    ユーザー定義の確率分布です。WITNESSが標準で持っている確率分布にあてはまらないような分布は、このエレメントを利用してユーザーが作成できます。
  4. ファイル
    他のソフトウェアで作成したデータの読み込みや、シミュレーション結果を独自のフォーマットで出力する場合などに用いる入出力用のファイルです。
  5. 関数
    ユーザー定義の関数です。複雑な処理や計算は、ユーザーが独自の関数を作成してモデル内に組み込むことができます。
  6. 時系列グラフ
    時系列グラフです。シミュレーションの結果・データなどを時系列グラフに表示します。
  7. ヒストグラム
    ヒストグラムです。シミュレーションの結果・データなどをヒストグラムに表示します
    機械の故障を修理する「作業者」等に相当します。
  8. 円グラフ
    円グラフです。シミュレーションの結果・データなどを円グラフに表示します。
  9. パーツファイル
    パーツの発生をコントロールするために使用するファイルです。あるモデルの出力を別モデルの入力にする場合などに使用します。
  10. シフト
    モデルに作業シフトパターン(昼勤・夜勤・作業時間・休憩時間など)を作成する場合に使用します。
  11. データテーブル
    データテーブルエレメントは、データベースのテーブルと同じ構造でデータ(整数型・実数型・文字列型・エレメント名型)を格納することができるエレメントです。外部データと連携可能で、格納したデータをタイムラインやテーブル形式、棒グラフ、ヒストグラムなどで表示できます。