機能
主な機能(構造別)
単純桁 | 連結桁 | COMPO橋 | |
---|---|---|---|
設計区分 | 床版設計/主桁設計 横桁設計/反力計算 支承設計/数量設計 補強設計 |
床版設計/主桁設計 横桁設計/反力計算 支承設計/数量設計 連結部設計 |
床版設計/主桁設計 横桁設計/反力計算 支承設計/数量設計 連結部設計(連結桁のみ) |
主桁本数/径間数 | 主桁:2~100本 | 主桁:2~50本 径間数:2~15径間 |
主桁:2~30本 径間数:2~15径間 |
断面力計算方法 | ギヨン・マソネー 格子計算(ねじり考慮) 格子計算(ねじり無視) 断面力直接入力 GRIDVIEW連動 |
ギヨン・マソネー 格子計算(ねじり考慮) 格子計算(ねじり無視) 断面力直接入力 |
← |
活荷重 | A活荷重(T、L、T&L) B活荷重(T、L、T&L) TL-20 TL-14 任意入力 |
← | ← |
桁高変化(方法) | 直線変化 2次曲線変化 円弧曲線変化 |
← | ← |
材料データ | データベースから選択 ユーザー任意の数値を 登録することも可能 |
データベースから選択 ユーザー任意の数値を 登録することも可能 |
データベースから選択 ユーザー任意の数値を 登録することも可能 |
補強計算 | 外ケーブル工法 連続繊維シート工法 アウトプレート工法 P-PUT工法 |
× | × |
連結部の検討 | × | 曲げ応力度の計算 切欠き部の検討 曲げ破壊安全度の検討 |
<連結桁のみ> 曲げ応力度の計算 曲げ破壊安全度の検討 |
主な機能(橋種別)
機能 | プレテン HOLLOW桁 |
ポステン HOLLOW桁 |
プレテンT桁 | ポステンT桁 |
---|---|---|---|---|
主桁断面形状 | 充実桁 中空桁 旧床版橋 旧建設省PRH桁 任意中空桁 |
セグメント桁(工場) セグメント桁(現場) 通常桁(現場) |
ストレート 下フランジあり |
ストレート 下フランジあり |
桁高変化タイプ | 中空部の高さが変化 上床版厚が変化 |
中空部の高さが変化 上床版厚が変化 |
ウェブの高さが変化 上床版厚が変化 |
ウェブの高さが変化 上床版厚が変化 |
桁高変化方法 | 桁上面変化 桁下面変化 |
桁上面変化 桁下面変化 |
桁上面変化 桁下面変化 |
桁上面変化 桁下面変化 |
画面構成
リボンメニュー
(1)ファイル操作
旧PC-BEAM、PC-JOG、PC-COMPOのデータについてもインポート可能です。
(2)プログラム実行
本メニューにて、プログラムを用いた設計、設計計算書の作成が行えます。
C-modelerボタンを押すと、AutoCAD/Civil3Dで利用可能な3次元DWGファイルの作成が可能です。
PC-NX用C-modelerについては、こちらをご覧ください。
(3)結果表示
各種出力はこちらのメニューにて行います。
出力結果を、各種ソフトウェアで読み込み可能なRTF(リッチファイルテキスト)に変換することもできます。
(4)設定
単位系の設定や、各種コンクリート・鋼材の材料情報を設定できます。
格子荷重詳細設定では、GUIにて入力が難しい各種荷重を設定できます。詳細については、格子荷重詳細設定をご覧ください。
(5)ヘルプ
ソフトウェアのマニュアル、ネットライセンスシステムの設定や最新プログラムの確認が可能です。
共通機能
1.コントロール画面
コントール画面では、設計に必要な基本情報を設定します。 計算区分では、どの範囲まで設計を行うかをユーザーが任意で設定できます。 設計範囲により、入力するデータを減らすことができます。
単純桁(COMPO橋除く)では、補強工法を選択可能です。
2.オプション設定画面
オプション設定画面では、設計指針や各種検討項目の設定を行うことができます。
3.材料設定
材料設定画面では、①主桁コンクリート材料、②場所打ちコンクリート、③主桁PC鋼材、④横桁PC構造、⑤鉄筋、⑥セグメント桁(セグメント方式の場合)の材料データの設定ができます。材料データは、①システムが標準で保持しているものと、②ユーザーが設定できるものに分類され、ユーザーが設定できるものは保存して利用できます。
4.構造データ
橋梁の設計に必要な形状情報の入力を行います。
① 構造寸法入力
構造寸法入力画面では、橋長、桁長、支間長の数値情報の入力、斜角がある場合の斜角タイプ(右斜角、左斜角)、斜角の角度を入力します。鉛直バネのタイプもこの画面で選択します。
② 主桁断面形状
主桁断面形状画面では、選択した橋梁形式にて適応可能な桁の選択を行うことができます。基本的な構造は、データベース化されており、設計内容に応じて各部分の寸法入力が可能です。
③ 桁高変化
桁高変化画面では、着目設計主桁毎に桁高の変化形状を入力できます。変化タイプは、①直線、②2次曲線、③円弧の三タイプから選択できます。
構造データメニューでは、上記以外に幅員寸法、横桁位置・寸法、床版厚または中空部高、セグメント構造(セグメント方式の場合)の数値データの設定ができます。
5.荷重・断面力入力
本メニューでは、橋梁に載荷される荷重の設定を行います。
① 橋面荷重
橋面荷重は、高欄・地覆・防護柵・縁石・張出床版に対しては線荷重、歩道・車道・中央分離帯に治しては分布荷重を考慮することができます。また、添加物として最大8個の任意荷重を考慮可能です。
② 活荷重
活荷重は、B活荷重、A活荷重、TL-20、TL-14及び任意入力を選択可能です。
③ 任意断面力及び弊社製GRIDVIEWの連動
PC-NXでは、ユーザーが別ソフトウェアにて計算された断面力を入力することができます。
また、弊社製GRIDVIEWをご利用いただいている場合、GRIDVIEWより出力されるポストファイルを設計用の断面力データとして利用できます。
6.主桁設計条件
本メニューでは、設計対象となる主桁の詳細情報の入力を行います。
① 主桁内ケーブルの配置
主桁内のケーブルの情報を入力します。ケーブル本数、定着位置、定着角、曲げ上げ半径を左側、右側に分けて入植します。
② 主桁断面検討位置
設計時に検討する断面の位置を設定します。
システムが自動的に設定する設計断面位置は以下の通りです。
支点位置(左)
せん断検討位置(左)
支間1/8位置
拡幅開始位置(左)
曲げ上げ開始点(左)
支間2/8位置
セグメント継目部1
支間3/8位置
支間中央
支間5/8位置
セグメント継目部2
支間6/8位置
曲げ上げ開始点(右)
拡幅開始位置(右)
支間7/8位置
せん断検討位置(右)
支点位置(右)
上記以外にも任意の設計断面位置を設定可能です。
7.補強計算
PC-NXでは、単純桁橋(COMPO橋除く)に対して、①連続繊維シート工法、②鋼板接着工法、③外ケーブル工法、④アウトプレート工法、⑤P-PUT工法の補強計算を行うことができます。
※各工法については、設計対象の橋梁形式によって適応できない場合があります。
① 連続繊維シート工法
種別(ユーザー入力)
設計厚、弾性係数、許容引張応力度、シート貼り付け幅、主桁軸方向鉄筋量はユーザーによる任意入力となります。
② 鋼板接着工法
種別(ユーザー入力)
設計厚、弾性係数、許容引張応力度、シート貼り付け幅、主桁軸方向鉄筋量はユーザーによる任意入力となります。
③ 外ケーブル工法
外ケーブルにて利用する鋼材の材料諸元を設定します。
この画面では実際にどのような形状にて外ケーブルを配置するかを入力します。
④ アウトプレート工法
アウトプレート工法では、プレートの性能情報を設定することなく、定着する本数と位置の入力を行います。
プレート性能をユーザーが変更することも可能です。
⑤ P-PUT工法
P-PUT工法では、プレートの性能情報を設定することなく、定着する本数と位置の入力を行います。
プレート性能をユーザーが変更することも可能です。
8.連結部の設計(連結桁版のみ)
連結部の設計は、項番4構造データのツリーメニューより選択して実施します。
① 連結部構造
各支点部分の構造データを、入力例に沿って寸法入力します。作成された形状は、下の描画画面にて確認することができます。
② 断面データ
各支点部分の構造データを、入力例に沿って寸法入力します。作成された形状は、下の描画画面にて確認することができます。
9.格荷重詳細設定
PC-NXでは、断面力解析に格子解析を選択した場合、格子モデルの詳細設定を行うことができます。
この画面では、PC-NXにて設定できない特殊な荷重タイプの載荷が可能です。
価格
PC-NXの販売は終了いたしました。
レンタルのみCTCエスピーで取り扱っておりますので、以下のCTCエスピーWebサイトにお問い合わせください。
https://www.ecspice.jp/shop/goods/search.aspx?search=x&keyword=PC-NX