鉄筋コンクリート梁の曲げせん断破壊試験シミュレーション
※参考文献:H.Saito ほか(電力共研、東電、東芝、日立、建設3 社 「RCCV の非線形挙動に関する研究」), "Ultimate Strength of reinforced concrete members subjected to transient high temperature distribution",SMiRT12
解析条件
<試験体形状>
試験体形状

解析モデル

コンクリート応力-ひずみ関係
引張側![]() この値は他汎用コードで使用している値に合わせた |
圧縮側![]() |
コンクリート応力-ひずみ関係
コンクリート | fc [N/mm2] | -31.01 |
---|---|---|
ε0 [-] | -2.50E-03 |
|
ft [N/mm2 | 2.2 |
|
ν0 [-] | 0.2 |
|
鉄筋1 (主筋:D22) |
E [N/mm2] | 2.03E+05 |
Fy [N/mm2] | 404 |
|
鉄筋比 [-] | 0.048 |
|
C [-] | 0.4 |
|
鉄筋2 (せん断補強筋:D10) |
E [N/mm2] | 1.92E+05 |
Fy [N/mm2] | 357 |
|
鉄筋比 [-] | 0.002 |
|
C [-] | 0.4、2.0 |
解析方法
- 静的非線形解析(微小変形解析)
- 鉄筋コンクリートの非線形構成則:分散ひび割れRCモデル
解析結果
反力-変位関係(試験結果と他汎用コード解析結果との比較)

せん断応力低減の感度解析
次式によってせん断応力を低減させた感度解析を行った。
γu=2000μ、1500μ、1000μの3ケースについて検討した。
![]() 今回はせん断低減の影響を見るために、極端な例としてaに大きな値(a=1000)を設定した。 |
![]() a=0 としてψを低下させなくても、ひび割れ方向のひずみεtが大きくなったときにβは小さくなり、せん断応力τxyは低下するモデルとなっている。 |
解析結果
反力-変位関係(試験結果と他汎用コード解析結果との比較)
