南海トラフの地震発生の連動性が地域別津波ハザードに及ぼす影響13回日本地震工学シンポジウム
概要
南海トラフでは,海溝型の地震がおよそ100年~150年の周期で繰り返し発生し、これまでに3つの震源域(東海,東南海,南海)が,それぞれ単独にあるいは連動して地震および津波が発生している。地震発生のタイミングによっては複数の波源から来襲する津波が重なり,波高が増幅する地域も考えられる。このような地域に立地する原子力発電所の津波に対する安全評価上,地震発生の連動性が重要な課題である。将来の南海トラフにおける地震・津波の発生を考えたとき,3つの震源域が連動するかどうか,また連動の時間差がどの程度かなどの情報は,確定されていない。そこで,これらの地域の津波ハザードの評価においては,地震発生の連動性も津波波源の不確実さの1つとして捕らえる必要がある。
本報では,南海トラフに面する地域の津波ハザードを評価するために,地震発生の連動性(時間差発生を含む)を考慮した確率論的手法による津波ハザード評価手法を提案するとともに,本手法を複数地点に適用し,地震発生の連動性が津波ハザードに及ぼす影響を明らかにした。
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13回日本地震工学シンポジウム 南海トラフの地震発生の連動性が地域別津波ハザードに及ぼす影響 |
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