HOMEテクニカルレポート蓄電池等併設型風力発電システムでの出力一定制御方法における風力発電出力予測方法の検討

蓄電池等併設型風力発電システムでの出力一定制御方法における風力発電出力予測方法の検討日本機械学会第13回動力・エネルギー技術シンポジウム(2008年6月)

概要

風力発電が地球温暖化対策の有力な手段として着目されている一方、系統連係上は出力変動による周波数や連系点潮流におよぼす影響から、風力発電の導入可能量が限界に近づきつつある。これに対して蓄電池を用いた合成出力の平滑化システムが提案されている。
その一つの方法として、現在、風力発電出力と蓄電池出力の合成出力を事前に電力会社等に通告し、出力一定制御を行う方法が検討されている。
出力一定制御を実施するためには、ある程度、事前に数時間先から、2~3 日以降の風力発電出力の予測情報を元に、運転計画を立て、電力会社に通告する必要がある。通告運転をする際、予測された風力発電出力には、誤差を含んでいるため、実際の運転時においては、この誤差を考慮しながら、蓄電池の制御を行うこととなる。当然、蓄電池のインバータ出力、kWh 容量が大きければ大きいほど、事前の通告通りに合成出力を制御することが容易になり、かつ逸脱率も縮小される。
しかしながら、大規模風力発電施設を念頭に置いた場合、要求される蓄電池も巨大になるため、事業性を考慮した場合、出来るだけ少ない容量の蓄電池が望ましく、かつ風力発電の出力予測においても精度のよい手法が要求される。
本稿では、蓄電池を併設した風力発電施設において、まず、風力発電出力予測手法について各種のパターンにおける予測精度の評価を行い、最適な予測フローについて検討結果について報告を行う。さらに、蓄電池の一定制御運転を実施したときの通告時間別の制御可能な滞在率についての評価結果も合わせて報告する。

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  日本機械学会第13回動力・エネルギー技術シンポジウム(2008年6月)
蓄電池等併設型風力発電システムでの出力一定制御方法における風力発電出力予測方法の検討
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