計算状態図連携マルチフェーズフィールドモデルによる合金凝固組織形成シミュレーション日本機械学会第21回計算力学講演会(2008年11月)
概要
小林によりフェーズフィールドモデル(Phase fieldmodel:PFM)による樹状結晶成長の計算が成功して以来、PFMは当初の数理モデルから順次実在物質の結晶成長や材料組織形成の計算への拡張が進んでいる。
Steinbackらは、いち早く多相系および多結晶粒系の組織形成計算を目的としてマルチフェーズフィールドモデル(Multi-phasefield model:MPFM)を提案した。
更に、急速に充実する計算状態図(Calculation of PhaseDiagram:CALPHAD)の合金データベースと連携して、多元系における相変態の界面駆動力を効率的に計算する手法が提案された。
現在、多成分系・多相系の実用金属の凝固組織形成に対するPFM計算は本手法以外では余り見受けられない。ここでは、MPFMについて、CALPHADとの連携した計算手法を概説し、ステンレス鋼とAl合金の凝固組織形成計算事例について示す。
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日本機械学会第21回計算力学講演会(2008年11月) 計算状態図連携マルチフェーズフィールドモデルによる合金凝固組織形成シミュレーション |
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