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FAQ

03_順解析

5.指針関連

首都高速道路・仮設構造物設計基準 H2/10

掘削幅で入力した値に何に使われるのでしょうか?

掘削幅は、首都高指針の側圧計算にのみ使用され、その他の指針では使用されていません。掘削幅は、静止側圧計算に使用されています。この指針では、N値、δ共に使用します。δは土木学会指針同様、主働側圧と受働側圧ともδ=φ/2 です。

・首都高指針における粘性土の静止土圧係数の最大値の指定(静止土圧を首都高指針を選択された時のみ有効)

首都高指針において、粘性土の静止土圧係数は、

20100204-1.jpgのサムネール画像

 

 

 

Ko :N値より決まる静止側圧係数
H :掘削深さ 
B :掘削幅

静止側圧 Po は、20100204-2.jpg

 

 

 

となります。


HやBの値によってはK'o が1以上になります。例えば、N値=5、H=10m、B=10mの時、Ko=0.6 となり


20100204-3.jpg

 

 

 

となります。

「指針の計算式通りに計算された静止土圧係数を使用」を選択した場合、 K'o=1.144になり、「静止土圧係数の最大値は1.0 とする」を選択した場合は、K'o=1.0 となります。

・掘削幅の指定(静止土圧に首都高指針を選択された時のみ有効)

静止側圧式の計算に使用されます。入力が無いとゼロで計算されますので、注意してください。層ごとに掘削幅を入力する場合は、「地質条件データの設定」にて入力します。層ごとの入力があった場合は、そちらが優先されます。