FAQ
03_順解析
2.弾塑性
塑性領域の決定方法
塑性領域の決定方法について教えて下さい
通常は「各ステップで独自に決定」を選択します。
[各ステップで独自に決定]
通常の場合、掘削により塑性領域が浅くなることはありませんので、一度塑性化した地盤は弾性域に戻ることはありません。但し、掘削面以下の地盤の中間に塑性領域が発生した場合に、掘削によりその位置がずれた時にずれた部分が塑性領域から弾性領域に戻る場合はあります。
[一度塑性化した地盤は弾性域に戻らない]
このスイッチを選択した場合、掘削面からの塑性領域を1つのみ検出し、中間の塑性領域は検出しませんので、注意が必要となります。特殊な事情があり、かつ、このスイッチの意味を十分理解した時にのみに使用し、通常はこのスイッチは選択しないで下さい。
もし、掘削面直下に少しの弾性域がありその下に大きな塑性領域発生した場合、中間の塑性領域は検出しませんので、全域弾性領域となり、次の掘削により急に大きな塑性領域が発生することになります。解析モデルによりこのようなことが生じる可能性がありますので注意が必要です。
[全域弾性領域として計算]
塑性領域を検出せずに、全域を弾性領域として計算します。このスイッチを立てると、受働側圧は意味をもたなくなります。