FAQ
02_モデリング
水中掘削のある時の地盤のモデル化について
水中掘削を評価してモデリングするにはどうしたら良いですか?
水中掘削時の計算方法については各指針共明記されたものがありませんので、指針や計算条件によってはどうしても矛盾を回避することが出来ない場合も生じる可能性があります。
水中掘削の計算を行う時は必ず側圧強度の値を出力し、確認するようにして下さい。
背面側の水位が地盤面より高い時は、背面側水位の位置、地盤面で層を分ける必要があります。(背面側の水位が地盤面と同じまたは深い時は、水位の位置で層を分ける必要はありません)
掘削側の水位や掘削面の位置によって層を分ける必要はありません。
上記の例では、GL-0.00~GL-3.00を粘土層とすると次ぎの様なモデル化となります。
層 1 GL+2.00~GL+1.00 空気層 γ=φ=C=N値=0.0
層 2 GL+1.00~GL+0.00 水層 γ=φ=C=N値=0.0
層 3 GL-0.00~GL-3.00 粘土層 土質定数はその層の値を入力
背面側と掘削側は同じとして定義して構いません。
掘削側の層は、掘削面以浅のものに関しては、入力の定義とは関係なく、掘削面水位以浅は空気層、掘削面以浅で水位以深の位置は「水層」と内部で設定されます。
従って、「砂質層」や「粘度層」で背面側と掘削側の土質定数が地盤改良などで異なる場合のみ、背面側と掘削側を別々に定義する必要があり、上記の例では同一層として定義します。