HOMEプロダクト一覧KASETSU-5X > お客様の広場 > FAQ

お客様の広場KASETSU5X

FAQ

02_モデリング

突出部のある山留め壁のモデル化について

突出部を評価してモデリングするにはどうすれば良いですか?

toshutsu.jpgのサムネール画像突出部分は、層を分けて上2m部分を空気の層、下3mを地盤層とします。


突出部分はその部分に切梁などが無い場合は、断面力はゼロで他の計算に影響しないので、突出部分を無くした入力とする方法もありますが、Release11からは突出部の長さを別途入力することができます。

 


この場合は、壁体長を地盤面以下と突出部に分けて入力し、その他のデータの入力は全て地盤面を基準として入力します。(例えば、掘削深さは山留め壁の天端からの距離でなくて、地盤面からの深さとなります)


突出部分になにも力がかからない状態(突出部分に切梁が設置されたり、その部分に水があったりはしていない状態)の時は、突出部を完全に削除したものと突出部を入力したものでは結果は同じになります。


突出部分をデータにそのまま入れる時は、背面側の突出部分は「空気」の層として定義します。


掘削面側は、掘削面以上は層の種類にかかわらず、計算上は「空気」の層として取り扱われますので、通常は「主働側と同じ層の種類」に定義しておきます。

データの入力は、天端からの距離を基本としていますので、掘削深さも天端からの距離を入力します。図において、掘削面が壁体先端(天端)から4.8m(地盤面より深さ2.8m)とすると、データとして
は掘削深さは4.8mと入力します。しかし、実際の掘削深さは2.8mです。