設計者のための特定問題専用解析システム
解析技術者のノウハウをベースに解析の自動化システムを構築
1958年の設立以来CAEのパイオニアとしてCAEソリューションの提案を行なってまいりましたが、IT技術の進歩が速い昨今、IT技術を取り入れた最適のサイエンスソリューションを提案させて頂きます。
製造業のお客様は、自動車、一般機械、造船、電機等のさまざまな分野において開発、設計、製造を行い、その流れの一部としてCAE解析システムを使った、強度設計(設計解析)をはじめとするさまざまな解析を行なっていらっしゃることと存じます。
一般的な解析作業フローとしましては、CADのデータを用いて解析用のモデルに加工し、条件設定を行い、計算を行なうのが主流です。 これはシンプルな流れではありますが、手間の掛かるフェーズやモデル化にノウハウが必要な部分が多いため、専門の解析部隊が必要となる場合が多いかと思われます。
そこで、解析技術者のノウハウを継承した、設計者のための構造解析自動化システムの構築をご提案いたします。是非ご参考にして頂き、一度ご相談頂ければと存じます。
ご提案内容
「解析技術者のノウハウを継承した設計者のための構造解析システムの構築」
開発設計する対象物によって解析ノウハウも大きく違ってきます。そこでお客様の解析技術者のノウハウを基に、解析対象物をモデル化して解析実行、結果の確認をする解析自動化システムを構築します。
右図の例では、設計者がWEBブラウザから解析条件をパラメータ入力し、それを元に Patran によるモデル化、 MSC Nastran にて解析実行、Patranによる結果処理を行っておりますが、この他のCAE解析システムを利用したシステム構築も可能です。これら処理の自動化制御はiSIGHTにて行ない、結果の表示にはW2E/XVLを用いております。
このシステムを用いると、CAE解析システムを直接操作することなくパラメータ入力することで解析結果をWEBブラウザ上にて確認できるため、設計者が解析技術者のノウハウを基に解析できます。
お客様の解析技術者のノウハウ(例)
- モデルの省略化
- 要素の選択
- メッシュサイズ
- 解析パラメータの設定
- 材料特性
- 境界条件の与え方
- 解析結果表示パラメータ
利点(メリット)
- 解析技術者と同じレベルでの解析が可能
解析技術者のノウハウをベースに同じツールを使って解析することにより、同じレベルの結果を得ることができます。CAD内で動く全自動の解析システムでは少し複雑な問題になると、解析条件設定もまちまちになり解析技術者と同じ結果を得ることは難しくなります。 - 多忙な解析技術者は次なる問題解析に解析対応が可能
解析モデル化等を自動化し、設計部門で行なうことにより、解析技術者は次のより高度なテーマに取り組むことが可能になります。 - 最適化システムへの展開
解析業務をシステム化することにより、次のステップとして設計者のノウハウを入れた各種パラメータの設計最適化のシステム構築が可能になってきます。
ご提案の流れ
- 解析プロセスの検討
まずは解析業務のプロセスはどのようになっているか、モデル化はどのように行なっているかを洗い出します。 - システム化の検討
パラメータ定義等を含め、どのようにシステム化すれば解析技術者と同じ結果が得られるか、システム化の検討を行ないます。 - システム構築
- プロットタイプ検証
- 完成