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空港・空域 ― シミュレーションサービス [空港計画支援]

シミュレーションサービス [空港計画支援]

空港計画について意見の異なる関係者が合意をするためには、共通の言葉が必要です。CTCは長年培ったシミュレーション技術を用いて、関係者の共通言語となりうる「空港のシミュレーションモデル」を構築し、将来の空港を可視化するとともに、空港計画担当者、管制運用担当者、エアライン、サービスプロバイダー間の合意形成をサポートします。

シミュレーションとは

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シミュレーションではコンピュータ上に航空機や旅客等の動きを考慮した空港モデルを作成し想定される施設運用を組み込むことが可能です。シミュレーションの結果は各種統計値や動画などを用いて可視化します。また、過去や現在、未来の施設状況を組み込むことで結果を比較することも可能です。様々な状況を可視化できるシミュレーションは立場の異なる関係者間の共有認識を促すコミュニケーションツールとして視野の広いロードマップの策定につながります。

参考動画

シミュレーション動画
シミュレーション動画(解説付き)
シミュレーション比較動画(保安検査)
シミュレーション比較動画(入国審査)

旅客ターミナル

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ターミナル施設の処理能力の検討にシミュレーション技術を用いて評価検討対象の施設単体の評価だけでなく、その前後の施設の影響を考慮した形での検討を行い、施設全体の能力を求めます。
計画段階で求められる、施設規模の算定には簡易的なモデルを用い、施設レイアウトが決まった後にはアロケーション、運用などを考慮することでより実際の状態に近い形での検討が可能です。

ターミナル施設内の旅客の流れをモデル化し、現状の施設のサービスレベル評価や、望ましいサービスレベルを達成するために必要な施設数・面積の算定を行います。
望ましいサービスレベルについては、IATA(国際航空運送協会)、およびACI(国際航空運送協会)の発行する空港計画時のリファレンスマニュアルといえるADRM(Airport Development Reference Manual)内で既定されるLoS(Level of Service)等を用いてに評価を行います。

エアサイド

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シミュレーション技術を用いて空港の滑走路、誘導路、駐機場などの施設面だけでなく、旅客機、GSE、ランプバス等をモデル化しそれぞれの動きを視覚化します。
誘導路の利用状況(通行回数、停止/横断回数)、走行時間、出発遅延時間、離陸待ち行列長などの指標、および動画によって運用状況の確認・評価を行い、運用方法による差異の確認や、将来の需要に対する処理能力の検討を目に見える形で行います。

運用方法の変更、工事による一時的な通行不可、将来の需要に対する評価などが行えます。

スタンドアロケーション

エアサイドの動的なシミュレーションだけでなく、フライトスケジュールに対して駐機できる航空機のサイズを考慮して駐機場の割当を計算し、割当/運用の最適化や、将来の需要に対する過不足の評価が行えます。