Thermo-Calc
主に熱力学データベースをもとに、任意の合金系の相平衡・熱力学特性や各種物性値を算出します。以下のような熱力計算が可能です。
- 相平衡
- 多元系状態図
- 各熱力学量
- パラ平衡
- 準安定相
- Scheil凝固
- 駆動力
- 固相・液相線
- T0温度
- 固溶度
- 粘性
- 界面エネルギー
- 熱伝導度
- 熱抵抗
- 電気伝導度
- 電気抵抗
- レーラー図
- ポテンシャル図
- 降伏応力
- スピノーダル
- 割れ感受性係数
- 表面張力
- 電位-pH図
など
また、動力学データベースとDICTRAやTC-PRISMAといった追加モジュールを併用することで、拡散や析出を解析可能です。
熱力学データベース
Thermo-Calc用熱力学データベースは、目的、用途、材料系に応じ種々用意されております。これらは、CALPHAD法の原理に基づき実験データや第一原理計算結果を基に厳しく検証され、2元系や3元系、それ以上の高次元で可能な限り正確なモデルパラメータで記述されています。このモデルは、実用的な多成分系の推定を可能にする物理モデルを用いております。
動力学データベース
動力学データベースは、DICTRA, TC-PRISMA, MICRESS等の速度論に基づく計算のために、熱力学データベースと組み合わせて使用するものです。目的、用途、材料系に応じ種々用意されております。これらは、実験データを基に厳しく検証され、2元系や3元系、それ以上の高次元で可能な限り正確なモデルパラメータで記述されています。