新機能紹介
STAAD.Pro V8i 2007.04 の主な新機能
解析/設計の新機能
自重コマンドのメンバー番号リストの設定機能追加 (AD.2007-03.2.1)
自重を載荷するSELFWEIGHTコマンドに自重を考慮する部材を指定することができるようになりました。以下のフォーマットによりLISTオプションの後に部材番号を指定できます。member-listについてはビーム、プレート、ソリッドの要素番号かグループ名にて定義します。

Direct解析機能の追加 (AD.2007-03.2.2)
AISC360-05 Appendix 7 に記載されているDirect Analysisに対応しました。荷重、不整、軸荷重の存在によるメンバーの曲げ剛性減少のための構造物の変形から生じる2次オーダー効果を考慮します。
Notional荷重の追加 (AD.2007-03.2.3)
AISC360-05 Appendix 7 に記載されているNotional Loadに対応しています。幾何学的な不整か非弾性かその両方の効果を考慮するために、ノードに横方向に作用する荷重です。
AISC360-05設計コードへのSTDパラメータ追加 (AD.2007-03.2.4)
ワイドフランジ断面において、部材が圧延工程で作成された断面か、板を溶接して作成された断面かSTDパラメータにより設定できます。AISC360-05の表4.1の幅厚比の計算に対応します。
Eurocode 3の標準鋼材等級の追加 (AD.2007-03.2.5)
適切な座屈カーブを選択することにできるように標準鋼材等級が追加されました。S235,S275,S355,S450,S460の等級をSGRパラメータにより設定が可能です。
ロシアの応答スペクトル (AD.2007-03.2.6)
応答スペクトルの定義ダイアログにSNiP II-7-81コードが追加されました。
Eurocode 3のスレンダーボックス断面設計追加 (AD.2007-03.2.7)
ユーロコード3においてスレンダーボックス断面の設計が追加されました。
鋼構造設計規準2005年版対応 (AD.2007-03.2.8)
2005年に改定された鋼構造設計規準へ対応。設計部分では許容曲げ応力の計算部分が新しくなり、
設計コードの選択ダイアログによって、旧規準と新規準のどちらも選択して利用可能です。
IBC2006の応答スペクトル生成 (AD.2007-03.2.9)
IBC2006の仕様に従った応答スペクトル荷重の振動数と加速度関係を計算します。この方法はASCE-7-2005 Section11.4に定義される応答スペクトルの計算です。
ASME NF設計コードの追加 (AD.V8i.1.1, AD.V8i.2.1)
米国機会学会(ASME)仕様のSection-III - Subsection NFに関して、設計機能が追加されました。この機能は専用のライセンスが必要です。
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