完全吸収境界(PML)により無限空間の扱いが可能
電磁波を解析する場合、無限に広がった空間を考える必要があります。コンピュータ上の解析では、限られた領域で計算するので、その境界で反射がないようにする必要があります。 具体的には、インピーダンスマッチングを満たす仮想的媒質を考えて、あらゆる方向の電波に対して整合がとれる条件を作り出しています。
解析領域の外側にPML層を設定することによりメモリと計算時間は増加しますが、いろいろな吸収境界の中で、このPMLが現在最も精度のよい吸収境界条件となっています。