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等価構造応力によるマスターS-N線図を用いた溶接継手の疲労寿命評価シミュレーション日本材料学会,高温強度・破壊力学合同シンポジウム

概要

溶接継手の疲労寿命を予測する手法として,局所的な応力集中を含まず構造に起因して生じる構造応力を用い,継手の形式,母材の板厚,材質などに依存しない等価構造応力を使用する手法が,米国のBattelle社によって開発され,英国のSafe Technology社の疲労寿命評価ツールfe-safeTM/Verity®として製品化された.この等価構造応力を用いれば,継手の形式,荷重形態,母材の板厚や材質などに関係なく,溶接継手の疲労寿命曲線を1本のマスターS-N線図だけで表わされる利点がある.
ここでは,この等価構造応力の算出法について説明し,この等価構造応力による手法を検証するため,自動車技術会(JSAE)の疲労信頼性部門委員会のワーキンググループで選定されたアーク溶接継手3タイプ(T字継手,フレア継手,重ね継手)の疲労試験結果を用い,継手形式,荷重形態,母材の板厚や材質などに依存しない1つのマスターS-N線図だけで疲労寿命を精度良く評価できることを明らかにした.

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等価構造応力によるマスターS-N線図を用いた溶接継手の疲労寿命評価シミュレーション
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