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谷村・三村構成式のLS-DYNAへの組込みとその検証解析日本材料学会第59期学術講演会

概要

材料の速度依存性を考慮する代表的なモデルに,Cowper-Symonds モデルやJohnson-Cook モデルなどがある.これらは,動的な材料試験や文献調査により,対象とする材料の材料パラメータ値を求めなければならないことや,鉄系などの強度のひずみ速度依存性の的確な表現は困難であることなどの問題が指摘されている.谷村・三村構成モデルの大きな特徴は,ひずみ範囲として均質変形域から破壊を伴う大ひずみ域にわたり,10-2s-1~104 s-1 の広いひずみ速度域の挙動を高精度に表すことができること,また,谷村らによって求められた,鉄系,アルミニウム系,銅系といった材料グループ毎の材料パラメータと,対象材料の準静的時の応力-ひずみ関係を用意するだけで,材料強度のひずみ速度効果を考慮した解析が簡単に行えることである.著者らは,この谷村・三村構成モデルを衝撃解析コードLS-DYNAにユーザサブルーチンを用いて組込みを行った.そして,高速引張問題および円筒の衝撃座屈問題,更に,自動車のフルラップ衝突問題に適用し,その有効性と実用性の検証を行った.

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  日本材料学会第59期学術講演会
谷村・三村構成式のLS-DYNAへの組込みとその検証解析
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