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グローバルオイルスリックマップ作成支援システムの研究開発 その2 第123回物理探査学会学術講演会

概要

自然滲出油由来のオイルスリックは,海底堆積盆の石油システムを考察する上で重要な情報の一つである。太陽高度・方位・天候に左右される光学センサと異なり,昼夜や天候によらず観測できる合成開口レーダ(SAR)は,オイルスリック解析に求められる繰り返し観測に適しており,ALOS/PALSARもこの目的に利用できる。
本研究開発では,オイルスリック解析に用いることができるSAR 画像データを簡便に検索でき,オイルスリック候補の抽出と記録を行うシステムを開発し,解析技術者がオイルスリック解析に用いるデータを効率的に選定できるように支援することを目指した。
本年度研究では,昨年度研究(その1)で作成した概念設計およびプロトタイプをもとに,運用可能なシステムを開発した。この開発にあたっては,解析技術者と共に設計レビューおよびシステムレビューを行い,より円滑な運用ができるように,システム設計および運用設計にフィードバックを行った。また,昨年度行ったスクリーニングパラメータの検証作業を,海域数,画像データ数を増やして行い,より精度の高いスクリーニングパラメータの策定を行った。さらに運用を考慮して,運用設計の作成とともに,オイルスリック候補の事例を集め,典型的なオイルスリックおよび間違いやすい海象を比較できる資料を作成した。

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  第123回物理探査学会学術講演会
グローバルオイルスリックマップ作成支援システムの研究開発 その2
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