レシーバー関数の多地点同時逆解析による仙台市周辺の深部地下構造のモデル化日本地震工学会大会-2007
概要
本研究では、仙台市周辺のK-NET,KiK-netサイトを対象としてレシーバー関数解析を行い、既往の微動アレイ探査結果との比較検討を行った。また、複数地点で得られたレシーバー関数を利用して多地点同時逆解析を行い、堆積層の連続性を考慮した深部地下構造モデルを構築した.
レシーバー関数の単独解析の結果、K-NET仙台では既往の微動アレイ探査とよく一致する結果が得られた。その他の観測点では全般に層境界がより深く推定された。
また、多地点同時逆解析の結果、この地域の地下構造はVs=0.82、1.76、3.00(km/s)の3層で記述できることがわかった。地震基盤は北東から南西に向
かって深くなり、塩竃で約0.6km、K-NETおよびKiK-net仙台で約1km、岩沼では約1.3kmであった。
今後は仙台平野の他の地域でも同様の解析を行うとともに、地震動シミュレーションによるモデルの検証を行う予定である。
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日本地震工学会大会-2007 レシーバー関数の多地点同時逆解析による仙台市周辺の深部地下構造のモデル化 |
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