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地質構造の論理モデルの図式表現とその活用法日本情報地質学会第18回講演会 ジオインフォーラム2007

概要

東北日本奥羽脊梁山脈での不均質な温度構造を考慮した非線形粘弾塑性有限要素解析による地殻の変形過程のシミュレーション

内陸地震における深部すべり過程のモデルを構築するために、非線形粘弾塑性有限要素解析を行う。この有限要素コードは、並列有限要素法プログラムGeoFEMをベースにし、必要な非線形機能をプラグイン形式で組み込むことで開発を行った。解析では、東北日本奥羽脊梁山脈における変形と断層運動をモデル化するために、圧縮応力場のテクトニックなセッティングの下に、地殻の温度構造の効果を調べる。まず、モデルの中央に地温勾配の高い領域を設定する。数値解析結果では、地殻深部の高温部において非線形流動による短縮変形が起こり、これが地殻上部における断層運動を引き起こすことを確認した。さらに、地殻が、花崗閃緑岩質の上部地殻と輝緑岩質の下部地殻の2層からなる場合、上部地殻の深部に弱い粘性領域が現れ、下部地殻の上部には強い粘性と塑性の領域が形成された。これらの数値計算結果は、東北日本奥羽脊梁山脈における変形と断層の形成過程を説明することができる。

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地質構造の論理モデルの図式表現とその活用法
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