新機能紹介
STAAD.Pro V8i 2007.09.11の主な新機能
一般新機能
ワイドフランジ断面の異なるフランジサイズ設定 (AD. 2007-09.1.1)
ユーザ定義のワイドフランジ断面で、上下で異なるフランジサイズを指定することが可能になりました。この指定には新たに追加されたTF1とWF1にTFとWFとは異なる値を入力します。
ワイドフランジ断面の下側追加プレートと上側合成コンクリートの設定 (AD. 2007-09.1.2)
ユーザ定義のワイドフランジ断面で、下フランジに追加プレートを、上フランジに合成コンクリートを入力することが可能です。この指定には通常の入力の他に下側鋼フランジの追加、合成フランジの追加オプションを用います。
ISMインテグレーションの機能拡張 (AD. 2007-09.1.3)
Integrated Structural Modelingのバージョン3に対応しました。これによりSTAAD Foundation Advancedのためのサポート条件の転送と更新、ProConcreteとのデータ交換が可能になりました。
プリ・プロセッサーの新機能
剛心の出力 (AD. 2007-09.2.1)
PRINT DIAPHRAGM CRコマンドにより、モデルのそれぞれの剛ダイアグラムにおいて剛心と質量中心を出力することが可能です。
静的地震荷重へのNatural Torsion係数の追加 (AD. 2007-09.2.2)
静的地震解析で剛床ダイアフラムのための水平方向のねじりを、質量中心と剛心の間の違いによる偏心を考慮するためにUBC, IBC, 1893他において、Natural Torsion Moment係数を指定することが可能です。
柔層のチェック (AD. 2007-09.2.3)
FLOOR DIAPHRAGMコマンドに加え、CHECK SOFT STORYオプションを設定することにより、ASCE7とIS1893に従った柔層のチェックを行うことが可能です。
層間変形角のチェック (AD. 2007-09.2.4)
PRINT SOFT DRIFTコマンドは層高さに対する係数を指定することにより、層間変形角のチェックを行うことが可能です。
解析/設計の新機能
米国鋼構造設計AISC360-10コードに追加 (AD. 2007-09.3.1)
ANSI/AISC 360-10 Specification for Structural Steel Buildingsに従った鋼断面の設計が追加されました。この設計はUS設計コードライセンスにて計算可能です。
米国コンクリート構造設計ACI318-08コードに追加 (AD. 2007-09.3.2)
ACI318-08 Building Code Requirements for Structural Concrete and Commentaryに従った鉄筋コンクリート断面の設計が追加されました。この設計はUS設計コードライセンスにて計算可能です。
ユーロコード3へのマレーシアNational Annex の追加 (AD. 2007-09.3.3)
Eurocode 3 (EN 1993-1-1:2005)に従った鋼構造設計に、マレーシアのNational Annex「MS EN 1993-1-1:2005」に基づく設計が追加されました。他のNational Annex と同様にNA設計パラメータを使用します。
IS800コードに従ったスターアングル材の設計の追加 (AD. 2007-09.3.4)
インド鋼構造設計コードIS 800:2007の従ったスターアングル配置の設計は、軸力だけが作用する部材のために可能です。