新機能紹介
STAAD.Pro CONNECT Edition V22 Update9 22.09.00.115の主な新機能
一般新機能
動的解析の質量データ生成(RR 22.09.00-1.1)
既存のPrimary Load CaseとReference Load Caseの荷重から動的解析ケースで使う質量データを作成する機能が追加されました。荷重タイプでDead、Live、Snow、Dust、Ice、Crane Hookを指定しているケースを選択し、係数も設定できます。質量データはReference Load Caseか最初の動的荷重ケースに作成されます。
プリ・プロセッサーの新機能
Physical Modelerでのトラスとケーブルの仕様入力(RR 22.09.00-2.1)
Physical Modelerでは、部材を軸力(圧縮・引張)のみとするトラス、ケーブル要素として解析するケーブルの仕様を設定できるようになりました。リボンメニューのMember > Edit > Axial BehaviorからTrussもしくはCableが選択できます。
Notional荷重の強化(RR 22.09.00-2.2)
規格に従った荷重ケース組合せを生成するCreate New Definitions/Load Cases/Load Items:ダイアログにて、Notional荷重の係数と荷重の方向を指定できます。また、中国のGB 50017-2017コードに従ったフロア数に基づいたNotional荷重の係数を求めるオプションも追加されました。
解析/設計の新機能
AISC360-16の引張細長比チェック機能追加(RR 22.09.00-3.1)
AISC360-16において、細長比チェックをより細かく制御できるように、新しい設計パラメータが追加されました。パラメータSRTは引張のときの細長比計算で、0は従来の方法ですが、1ではD1に従います。パラメータTSLは引張のときの座屈長さを指定でき、デフォルトはビーム要素長です。
プレート要素への投影荷重(RR 22.09.00-3.2)
プレート荷重を入力するためのダイアログにて方向でPX、PY、PZを選択することにより全体座標方向の荷重を、投影面積を考慮した荷重にすることができます。例えば、PXを選択すると荷重はプレート要素のYZ面への投影面積に適用されます。この荷重は風荷重などの入力に有効です。
ポスト・プロセッサーの新機能
RAM Connectionワークフローの更新(RR 22.09.00-4.1)
Connection Designワークフローにバンドルされている接合部設計ソフトRAM ConnectionがCONNECT Edition V13.6 Update6にバージョンアップしました。
この機能を使うためには、RAM Connectionライセンスが必要です。
中国鋼構造設計のためにPデルタ解析(RR 22.09.00-4.2)
Chinese Steel DesignワークフローでPデルタ解析を考慮したメンバー設計がサポートされるようになりました。Configure Solutionダイアログで、ソリューションセットを作成するときに、タイプとしてFirst-OrderもしくはP-Deltaを選択できます。