新機能紹介
STAAD.Pro CONNECT Edition V22 Update6 22.06.00.138の主な新機能
一般新機能
サーフェスメッシュワークフローの改善(RR 22.06.00-1.1)
4角形と3角形のプレート要素で自動メッシュ生成するためのParametric Modelsのワークフローとダイアログが強化されました。壁やスラブ毎のサーフェスの使用方法に加え、タンク構造で使用するサブタイプ定義を指定することができます。
アイデア提出ボタン(RR 22.06.00-1.2)
STAAD.Proを改善するための提案を投稿するために、リボンメニューのFileタブ > Help > Ideasボタンにより、ブラウザでBentley Communitiesのフォーラムのページを開くことができます。
プリ・プロセッサーの新機能
フィジカルモデラー解析コマンド(RR 22.06.00-2.1)
Physical ModelerでSTAAD.Proの解析モデルに適用される解析実行コマンドが入力できます。リボンメニューのLoadingタブ > Loadsグループ > Analysis Commandsにて入力でき、解析方法はAnalysis CommandsダイアログのAnalysis TypeにてLinear Elastic、P-Delta、AISC Direct、Bucklingから選択できます。
サーフェスリリース(RR 22.06.00-2.2)
Physical Modelerでサーフェスのエッジリリースとコーナーリリースを指定できるようになりました。リボンメニューのSpreadsheetタブ > Surfacesグループ > Edge restraintsもしくはCorner restraintsで指定します。解析モデルではプレート要素のノード毎に指定するリリースとして考慮されます。
モジュラータンク構造ウィザード(RR 22.06.00-2.3)
Physical ModelerのStructure Wizardを使用して、モジュラータンクのモデルを生成できるようになりました。リボンメニューのModelタブ > Createグループ > Structure Wizardで起動して、形状と内部の液体重量による荷重と生成できます。
この機能を利用するにはStructural SELECT Entitlementsライセンスが必要です。
Direct解析プロパティ(RR 22.06.00-2.4)
AISC Direct解析で使用するメンバープロパティをPhysical Modelerで直接割り当てることができるようになりました。メンバー選択後にリボンメニューのMemberタブ > Membersグループ > Direct Analysis Attributesから指定します。
iTwin Analytical Synchronizer(RR 22.06.00-2.5)
iTwin Analytical Synchronizerを使用して、ローカルISMリポジトリをインポート/エクスポートでき、またPhysical ModelerにてiModelHubを介してProjectWiseプロジェクトのiModelと同期できるようになりました。
このバージョンで追加された機能はテクニカルプレビュー版です。通常の品質管理プロセスが行われていないため、レビューのみとする必要があります。
解析/設計の新機能
プレート要素のオフセット(RR 22.06.00-3.1)
プレート要素はノード位置でオフセットを指定できるようになりました。オフセット距離は、ローカル座標系(X, Y, Z)、全体座標系(X, Y, Z)、ローカルz方向の距離で入力できます。この機能は、現在、線形静的解析でのみ使用可能です。
IS800に従った円形中実断面の設計(RR 22.06.00-3.2)
IS800-2007に従った円形中実断面の設計がLSDとWSDの両方の方法で可能です。円形中実断面はオランダの断面データベースにあります。また、鋼材の材料を指定した任意の径の円形断面の設計も可能です。
GB50011-2010に準拠した静的地震荷重(RR 22.06.00-3.3)
中国のGB50011-2010(2016年版)に基づいた静的地震荷重を生成する機能が追加されました。このため、これ以降のバージョンで以前のGB50011-2001を使う場合は地震荷重のDEFINEコマンドに2001を追加する必要があります。
AISI 2016に準拠したリップ断面の設計(RR 22.06.00-3.4)
米国AISI S100(冷間成形鋼設計コード)2016年版に従って、リップ断面(C形、Z形、アングル)を設計できるようになりました。
ポスト・プロセッサーの新機能
RAM Connectionワークフローの更新(RR 22.01.00-4.2)
Connection Designワークフローにバンドルされている接合部設計ソフトRAM ConnectionがCONNECT Edition V13.4 Update4にバージョンアップしました。
この機能を使うためには、RAM Connectionライセンスが必要です。