新機能紹介
STAAD.Pro CONNECT Edition V22 Update5 22.05.00.131の主な新機能
一般新機能
モデルシードファイル(RR 22.05.00-1.1)
新規モデル作成するときに、作成済のデータやその一部分を保存したファイルを指定すると、その情報を新規モデルに追加すること可能です。元となるデータファイル(*.std)は、新規モデルを作成開始するときの画面でModel Seed Fileに指定します。
自動復元の機能強化(RR 22.05.00-1.2)
データの自動復元機能の大型モデルに対するパフォーマンスが向上しました。この機能は最後の保存以降の操作に対して有効で、クイックアクセスツールバーのAutoRecoveryオプションによりオン・オフを選択することが可能です。
iTwinデザインレビューアドホック(RR 22.05.00-1.3)
Physical Modelerには、設計プロジェクトで共同作業を行うためのDesign Review Ad Hocメソッドが組み込まれています。
このバージョンで追加された機能はテクニカルプレビュー版です。通常の品質管理プロセスが行われていないため、レビューのみとする必要があります。
クラウド解析(RR 22.05.00-1.4)
Bentleyのクラウドサービスでモデルデータをアップロードして解析できるようになりました。
このバージョンで追加された機能はテクニカルプレビュー版です。通常の品質管理プロセスが行われていないため、レビューのみとする必要があります。
プリ・プロセッサーの新機能
フィジカルモデラーの自動荷重組合せ生成(RR 22.05.00-2.1)
Physical Modelerは、荷重ケースタイプに基づいて自動で荷重組合せを生成できるようになりました。リボンメニューのModelタブ > Loadsグループ > Automatic Combinationsから実行します。
フィジカルモデラーのNotional荷重(RR 22.05.00-2.2)
Physical Modelerは、Notional荷重を考慮した荷重組合せを生成できるようになりました。ダイアログにてNotional荷重の係数と方向を指定します。
フィジカルモデラーのASCE 7風荷重(RR 22.05.00-2.2)
Physical Modelerは、ASCE 7-10とASCE 7-16に準じた風荷重を生成できるようになりました。リボンメニューのCatalogタブ > Create Load Definitionsグループ > Windで表示されるダイアログのCodeでAISC-7を選択します。
フィジカルモデラーのノード変位従属(RR 22.05.00-2.4)
Physical Modelerは、制御ノードと従属ノードとの間に剛や自由度を選択したリンクを定義できるようになりました。リンク条件はRigid・XY・YZ・ZX・Customから選択します。
フィジカルモデラー断面データベース(RR 22.05.00-2.5)
Physical Modelerは、STAAD.Proと同じ断面データベースを参照するようになりました。これによりPhysical Modelerモデルを正確にSTAAD.Proモデルに変換可能です。(一部の断面については参照できないものもあるので注意が必要です)
また、Physical ModelerのAssign sectionダイアログでは、断面形状と寸法が表示されるようになり、断面確認が容易になりました。
解析/設計の新機能
IS800-2007のSection 12に従った耐震詳細チェック(RR 22.05.00-3.1)
地震荷重でIS 1893による地震定義が使用されている場合、IS 800 2007のSection 12に従った耐震詳細チェックを行うことができます。LFD法を使用した設計でのみ使用可能で、ASD法では使用できません。IS 800 2007のSection 12で使用する荷重組合せは、自動荷重組合せの新しい荷重組合せテーブルに含まれています。
SP 16.13330.2017 鋼構造設計(RR 22.05.00-3.2)
ロシアコードのSP 16.13330.2017 Steel Structuresに基づいた鋼構造設計が追加されました。
この機能はバージョン22.04.00.40においてテクニカルプレビュー版としてリリースされていましたが、このバージョンにて正規の機能として追加されました。
ASCE7-16に従った風荷重(RR 22.05.00-3.3)
ASCE 7 Minimum Design Loads for Buildings and Other Structuresに従った風荷重強度の値を自動生成する機能について2016年版が追加されました。
ポスト・プロセッサーの新機能
Steel AutoDrafterのユーザ定義断面対応(RR 22.04.00-4.1)
Steel AutoDrafterがワイドフランジ、チャンネル、アングル、ダブルアングルなどの全てのユーザ定義断面に対応しました。また、SectionWizardのFreeSketchで作成された一般断面にも対応しました。
SSDDの統合(RR 22.05.00-4.2)
中国の鋼構造設計コードGB50017-2017に従った設計ができるSSDDが、STAAD.Proから直接起動できるようになりました。画面左側のワークフローパネルにてChinese Steel Designを選択することで起動します。
RC Designerの廃止(RR 22.05.00-4.3)
コンクリート部材の設計機能であるRC Designerは廃止されました。コンクリート部材設計にはAdvanced Concrete Designワークフローを使用することが可能です。
RAM Connectionワークフローの更新(RR 22.05.00-4.4)
Connection Designワークフローにバンドルされている接合部設計ソフトRAM ConnectionがCONNECT Edition V13.3にバージョンアップしました。
この機能を使うためには、RAM Connectionライセンスが必要です。