最新号
【疲労破壊予測、応力自動補正システム、クラウドによる超音波大規模解析】
【CTCサイエンス通信】2023年11月号
今月号は、「疲労破壊予測」、「応力自動補正システム」、「クラウドによる超音波大規模解析」のコラムを紹介いたします。ぜひご覧ください。
皆様のご意見、お待ちしております。以下のリンクからぜひアンケートにお答えください!
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2023年11月30日 編集委員
トピック
課題をシミュレーションで解決へ導く情報サイト Trans Simulationサイト 新着情報のお知らせ!
科学システム本部
トランスシミュレーションでは、「事業や産業の領域を超えて、データを掛け合わせる」、「AI、シミュレーション、IoTなど、テクノロジーのジャンルにとらわれずに組み合わせる」など、目的や課題に合わせて、より自由なカタチで最適解を目指すのが「トランスシミュレーション」です。
弊社では、随時Trans Simulation最新事例をご紹介していきます。
新着記事
- キッザニア福岡にCTCのパビリオンがオープン!「シミュレーションテクノロジーセンター」
キッザニア福岡にCTCのパビリオン「シミュレーションテクノロジーセンター」がオープンしました。 こどもたちはサイエンスエンジニアとして、建設予定の橋が様々な災害に巻き込まれたときにどのような変化が生まれるかを、コンピューターのシミュレーション技術を使って分析します。・・・
詳細はこちら!
https://x-simulation.jp/blog/39
- 【参加者アンケート公開!】LS-DYNA R14 新機能紹介セミナー開催レポート
CTCでは例年、LS-DYNAの新バージョンリリースに合わせて、LS-DYNAの新機能調査報告、技術的なトピックの発表をしています。 今年はLS-DYNA R14の新機能、ANSYS製品の紹介、RPA活用についての発表を行いました。セミナー内容、アンケート結果の一部を簡単にご紹介します。・・・
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https://x-simulation.jp/blog/48
- マテリアルズ・インフォマティクス(MI)とは? 材料開発でカーボンニュートラルを目指す
現在、世界的な地球環境問題への取り組みが進められています。日本政府は2050年までに温室効果ガスの排出量を実質的にゼロにする “カーボンニュートラル” を目指すことを宣言しました。材料開発の分野においても、カーボンニュートラルの実現という社会的ニーズに対応するために、環境負荷の低減や持続可能性を考慮した革新的な技術が求められています。そこで注目されているのが、“マテリアルズ・インフォマティクス(以下、MI)” です。MIとはAIをはじめとする機械学習と情報科学(インフォマティクス)を用いて、材料開発の効率化を目指す技術・手法のことで、カーボンニュートラルの観点においても重要とされています。この記事では、MIの概要や国内外の取り組み状況、活用にあたっての課題と解決策について解説します。・・・
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https://x-simulation.jp/blog/33
- 材料開発において課題解決のカギを握るICME技術を取り入れたソリューションとは
さまざまなスケールで統合的なシミュレーションを実施して材料開発を行う技術、ICME(Integrated Computational Material Engineering)。2010年オバマ大統領による一般教書演説で、材料開発の革新的なプロジェクト “Materials Genome Initiative(MGI)” が立ち上げられました。このMGIの前身がICMEになります。ICMEの目的は、過去に比べて2倍以上のスピードと圧倒的に低いコストで、新材料を発見・設計することです。公共インフラとして整備すべく、データベース、シミュレーション、機械学習などのコンピュータテクノロジーをフルに活用した研究開発が各国で進められています。今回は、材料開発における課題を踏まえつつ、課題解決を導くICMEとMI(Materials Informatics:マテリアルズ インフォマティクス)の関係について解説します。・・・
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https://x-simulation.jp/blog/35
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近日開催のイベント・セミナー情報
Ansysソリューション紹介セミナー ~3D設計 構造・流体~
- 日程
- 2023年12月13日(水)13:30~15:00(予定)
- 費用
- 無料(事前登録制)
- 主催
- 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
- お問合せ先
- LS-DYNA Webセミナー事務局 担当:本多、早川
e-mail:ls-dyna@ctc-g.co.jp
- 概要
- 幣社では、CAEに携わる方々に解析や実務効率化を行う上で有益なソリューションを提供しております。その一環としてAnsysソリューション紹介を目的としたWEBセミナーを開催させていただくこととなりました。
今回は従来のLST LS-DYNAと併せてAnsys製品のAnsys LS-DYNA(Workbench版)とAnsys Discoveryについてご紹介させていただきます。
本セミナーではAnsys LS-DYNA(Workbench版)とAnsys Discoveryについて、概要紹介および簡単なデモンストレーションを行います。また、ソフトウェアを活用する最適なハードウェア環境をご紹介させていただきます。
ご多忙中とは存じますが、LS-DYNAを長年お使いいただいている方、最近使い始めたという方、Ansys LS-DYNA(Workbench版)やAnsys Discoveryを組み合わせて、更にLS-DYNAの活用範囲を広げ効率的にCAE業務を推進させたい方も是非ご参加賜りたくご案内申し上げます。
- 申込
- https://www.engineering-eye.com/seminar/2023/1213_ansys.html
Thermo-Calc AMモジュールの紹介ウェビナー
- 日程
- 2023年12月7日(木)15:00~16:00(予定)
- 費用
- 無料(事前登録制)
- 主催
- 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
- お問合せ先
- e-mail:thermo-calc@ctc-g.co.jp
- 概要
- Thermo-Calc2023bより新しいアドオンモジュールとしてAMモジュールがリリースされました。主にレーザ粉末床溶融結合法(LBPF)を対象とし、熱力学データ、材料特性、プロセス条件などのパラメータを統合的に扱い、熱源の移動を伴う金属粉末の溶融・凝固に関わるマルチフィジックス問題を解きます。
積層造形プロセスにおけるレーザスポット周りの溶融池形状や深さ、溶融状況、温度分布を評価することができます。実験を繰り返すことなく最適な造形パラメータなどの探索に活用いただけます。
当日のウェビナーでは、AMモジュールの機能や操作感などを、デモンストレーションを交えてご紹介します。
- 申込
- https://ctc-g.zoom.us/webinar/register/WN_DgyrcDwGQg6mSxOvhN8e8Q#/
registration
Thermo-Calc カンファレンス 2023
- 日程
- 2023年12月14日(木)13:30~16:15
※終了時間が前後する場合がございます。
- 費用
- 無料(事前登録制)
- 主催
- 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
- お問合せ先
- 科学システム本部 材料・CAEビジネス部
e-mail:thermo-calc@ctc-g.co.jp
- 概要
- オンラインにて、「Thermo-Calcカンファレンス2023」を開催いたします。本カンファレンスでは、ソフトウェアを実際に研究所・企業でご利用中のユーザー様のご講演や、熱力学計算ソフトウェア[Thermo-Calc]の最新情報、今後の開発計画、応用例を講演いたします。合金設計や最適化例、特性予測の活用例、合金積層造形向けの解析、CALPHAD法についてなどご提供いたします。
材料設計・材料開発に携わられている多くの方々へ、お役立ていただけるような情報を提供いたしたく存じます。ご多忙の折とは存じますが、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
- 申込
- https://www.engineering-eye.com/seminar/2023/1214_thermo-calc2023.
html
技術コラム
【疲労破壊予測、応力自動補正システム、クラウドによる超音波大規模解析】
【MI-DXソリューション】
「材料変形時の応力を多軸状態から単軸状態へ補正する目的とその手法のご紹介
~Alteryxを活用した応力自動補正システムの構築~」
科学エンジニアリング第1部 技術第2課 阿部 淳
構造物や材料の変形挙動を予測・再現する方法として構造解析シミュレーションがあります。ただし、実現象に近い解析結果を得るためには、変形する材料についてできる限り正確な物性値を入手する必要があります。そのうち重要な物性の1つが応力-ひずみ関係です。この応力-ひずみ関係は材料引張試験によって求めることが一般的です。特に金属材料の引張試験での様子を図1に示しました。一般的にまず材料試験片は両端から均等に引っ張られ、試験片全体が一様に変形する状態となります。これを一様変形と呼びます。しかし、ある時点から部分的にくびれが生じる、いわゆる「ネッキング現象」が見られます。これ以後の変形を不均一変形と呼びます。その後、ネッキング部分のみに応力が集中して局所的に伸びることで最終的に破断に至ります。・・・
材料引張試験における試験片の変形状況(SPCC(冷間圧延鋼板))
続きはこちら↓
https://www.engineering-eye.com/rpt/column/2023/1130_mi-dx.html