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事例紹介DICTRA:拡散律速型変態計算ソフトウェア

計算例

Fe-Cの浸炭

使用データベースは
熱力学データベース:FEDEMO
動力学データベース:exa4.Tdb(※ユーザーデータベース)

Fe-C二元系における、浸炭のシミュレーションの例である。初期条件として、温度1200K、オーステナイト単相で炭素のモル分率を0.005とし、オーステナイトの片側端に境界条件として、炭素モル分率=0.03(雰囲気の条件)を設定している。
0.1mmの計算領域を設定し、浸炭面側に集中するように32点のグリッド点を設定している。

図1は、25, 50, 100 秒後の浸炭面からの距離と炭素のモル分率を表しており、時間経過に伴い炭素がオーステナイト内に侵入していく様子が分かる。
図2,図3は、25 秒後における計算結果と、理論解の比較結果である。差分がほぼ0であることから、理論解の値に近い計算結果であることがわかる。

計算開始25, 50, 100 秒後の浸炭面からの距離と炭素のモル分率の関係 図1 計算開始25, 50, 100 秒後の浸炭面からの距離と炭素のモル分率の関係

計算開始25秒後における計算結果と、理論解の比較結果 図2 計算開始25秒後における計算結果と、理論解の比較結果

計算開始25秒後における計算結果と、理論解の差分 図3 計算開始25秒後における計算結果と、理論解の差分

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