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事例紹介DICTRA:拡散律速型変態計算ソフトウェア

計算例

Fe-Si-Cのアップヒル拡散

この例ではFe-Si-Cの3元系合金におけるアップヒル拡散(逆拡散)をシミュレートしている。成分比の異なる2つのオーステナイト鋼を接合し、1050℃で13日間の焼き鈍し処理をする。計算の結果、時間経過に伴い接合部付近でシリコンが拡散するが、同時に炭素のアップヒル拡散が起こっていることがわかる。

計算条件

  • 使用相: FCC単一相  
  • 温度: 1323K

初期濃度

  • 右側: Si 0.05, C 0.45  
  • 左側: Si 3.80, C 0.49

参考論文

"Diffusion of carbon in Austenite with a discontinuity in composition"; L. S. Darken, 1948.
炭素量分布の時間依存性 13 日間の焼き入れ処理後の炭素分布 (実線:DICTRA △:実験)
炭素量分布の時間依存性

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