- どういったCADに対応していますか?
- CADデータのエラーに対してはどう対処するのでしょうか?
- 出来上がる要素の品質は?
- 幾つかの部品からなるモデルのメッシングを行いたいのですが?
- メッシュ作成時間が気になります。
- 作成できる要素の種類は?
- データ作成、結果処理に対応するソルバ-はどのようなものがありますか?
- 操作が難しそうですが・・・
- 大規模な計算を行いました。スムースに処理できますか?
どういったCADに対応していますか?
CATIA V5、Pro/E、I-DEASをはじめとする現在市場に代表されるCADのダイレクトインポート機能を持っています。また、Parasolid、ACIS、STEP、IGESなどの中間ファイルフォーマットに対してインターフェースを用意しています。システム構成参照。
CADデータのエラーに対してはどう対処するのでしょうか?
TSV独自のテクノロジーであるMesh Topologyの概念を用いて、CADデータのエラー修正を自動的に行うことが出来ます。
Mesh Topology:メッシングのためのCAD形状には、CADデータ自体のエラー(例えばsliver face, intersection, Non-mani fold)、及びCADデータからメッシングカーネルへのトランスレーションに伴うエラーが存在します。TSV-PREは、独自の技術によりこれらのエラーを自動的に取り除き、CAD形状を損なうことなく、メッシング可能な形状に置き換えます。
出来上がる要素の品質は?
Stretch、Collapse、Jacobian、AspectRatio、Skewnessなどの各種項目を自動的にチェックし画面上で確認できるよう表示させます。それらの評価に満たなかった品質の要素は、自動的に修正されます。また、そのようにして作成された外表面メッシュを用いてソリッドメッシュを作成しますので、ユーザーの思うままにメッシュを作成することが可能です。
幾つかの部品からなるモデルのメッシングを行いたいのですが?
この様なモデリングをアセンブリメッシングと呼んでいます。
TSVでは自動アセンブリメッシング機能を有しています。この機能により、例えば部品同士の固着状態を簡単に表現できたり、接触条件の的確な設定ができたり、あるいは既存のFEMメッシュの有効利用が可能となります。
メッシュ作成時間が気になります。
メッシュ作成のコア部分であるメッシャーについてもTSV独自のアルゴリズムを用いて非常にスピーディなメッシュ作成を行います。そして、何よりもCADデータエラーに対するクリーンアップ機能、メッシュに対する自動クリーンアップ機能を用いることによって、通常はCADにまで戻り手直しを必要としていた作業が、全てTSV-Pre上で完結させることができます。
この事は、FEMモデルを作成する工程を減らすための大きな要因となりえます。

作成できる要素の種類は?
1次元要素、2D要素(三角形、四角形)、3D(四面体、六面体)、その他MPCや剛体要素などが作成可能です。

ボルトモデリング例
対応するソルバ-はどのようなものがありますか?
MSC.Nastran、ABAQUS、ANSYS、Marc、FINASなど現在市場で代表される著名な計算ソルバーをカバーしております。システム構成参照。
操作が難しそうですが・・・
CAEプリプロセッサーのメニューにありがちな深い階層までたどって行く様な設計とはなっておりません。マウスの移動を最小限にとどめるようメニューを配置しております。
全てのコマンドをWorkBech内に収め、作業工程におけるカテゴリごとに配置しました。
大規模な計算を行いました。スムースに処理できますか?
TSV-POSTの独自フォーマットであるvns形式に変換されたファイルは、1千万自由度クラスのモデルをわずか1~2秒で表示することができます。このような大型モデルでも、自由自在にスキャニングやデータの取り出し、ソーティング、グルーピング、加工等ができます。これは、テクノスターが独自に開発したデータストラクチャー "FROVI" (Fully Relational Object Visualization Integrator) によるものです。