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材料システムモデリング

QuesTek ICME材料設計ソリューション

20年以上に渡り、QuesTekは独自の計算技術、精査された熱力学・動力学データベース、較正された物理をベースにした特性予測モデルを開発・向上させ、基礎となる材料特性を満たし、所望する材料性能を改善する材料組織を同定してきました。QuesTekには、様々な材料(鉄、アルミ、銅、コバルト、マグネシウム、モリブデン、ニッケル、チタン、ニオブ、タングステンなど)、またその特性・性能の予測(例 降伏、破壊、疲労、クリープ、腐食、酸化など)において知見と実績があります。これらのモデルは、(1)材料とそのプロセスの設計、特定、最適化と、(2)材料性能の評価に使われます。以下に、QuesTekの材料システムのモデリングを紹介します。
QuesTekは、材料設計や材料プロセスの最適化においてICMEをベースにした材料ソリューションを提供しています。

原子シミュレーション

密度汎関数理論(DFT)を用いて、CALPHADの評価とICME モデルの開発に必要な入力値の計算を行います。

第一原理計算を用いた脆性破壊感受性予測のための粒界エネルギー

第一原理計算を用いた脆性破壊感受性予測のための粒界エネルギー

高エントロピー合金の材料設計用にFe-X-Y混合エンタルピーのデータベース拡張

高エントロピー合金の材料設計用にFe-X-Y混合エンタルピーのデータベース拡張

計算熱力学

材料のミクロ組織形成を、プロセスパラメーターと材料の組成をもとにCALPHAD(Computer Coupling of Phase Diagrams and Thermochemistry)などの計算熱力学ツールを用いてモデリングします。

相構成の予測(組成範囲と熱処理条件の関数)

相構成の予測(組成範囲と熱処理条件の関数)

析出物粗大化のモデリング(時効時間と温度の関数)

析出物粗大化のモデリング(時効時間と温度の関数)

機構的(メカニスティック)モデル

QuesTekは、材料の特性や挙動を支配する各種メカニズムへの理解を深め、新たな材料設計を可能とする機構的モデルを発展させてきました。QuesTekのモデルは、異なるタイムスケール・サイズスケールにまたがる複雑なメカニズムを計算が可能で、材料設計において信頼性が高く、非常に有用なツールです。

マルチスケールにおけるクリープ変形機構モデリング

マルチスケールにおけるクリープ変形機構モデリング

転位のダイナミクスをベースにした降伏強度予測モデル

転位のダイナミクスをベースにした降伏強度予測モデル

QuesTekのICMEモデルの一つ(iCMD)を使用した鋼材組成を関数とするマルテンサイト開始温度モデリング

QuesTekのICMEモデルの一つ(iCMD)を使用した鋼材組成を関数とする
マルテンサイト開始温度モデリング

機械学習

QuesTekは、不確かさ定量評価手法のために、ベイズ推定、ベイズ最適化、回帰モデルをベースとしたニューラルネットワーク、ランダムフォレスト、SISSOなどの機械学習モデルを研究開発やICMEによる材料設計のワークフローに取り入れています。

高エントロピー合金設計へのベイズ最適化の適用

高エントロピー合金設計へのベイズ最適化の適用

体積弾性率のニューラルネットワーク回帰モデルによる予測値とDFT計算値の比較

体積弾性率のニューラルネットワーク回帰モデルによる
予測値とDFT計算値の比較

SISSOを使用したNb合金のDBTT予測

SISSOを使用したNb合金のDBTT予測