HOME科学システム本部メールマガジン「CTCサイエンス通信」web版配管システム設計におけるワークフロー効率化!Simcenter Flomaster for Solid Edge

コラム:
イベントセミナー開催報告

配管システム設計におけるワークフロー効率化!
Simcenter Flomaster for Solid Edge
~ワンクリックで1D解析モデル生成時間を90%短縮~ 開催報告

材料・工学技術部 応用技術第2課 石野 千恵子

[2022/02/24]

2022年1月27日(木)に「配管システム設計におけるワークフロー効率化! Simcenter Flomaster for Solid Edge ~ワンクリックで1D解析モデル生成時間を90%短縮~」と題し、オンラインセミナーを開催いたしました。新型コロナウイルス感染症の第6波が猛威を振るう中、当日は多くの方にご参加いただきました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

今回のセミナーは、Solid Edge及びFlomasterの開発元であるSiemens様と弊社との共同開催となります。

Siemens様からはSimcenter Flomaster for Solid Edgeの概要をご紹介いただきました。Simcenter Flomaster for Solid Edgeを使用することでCADから自動でシミュレーションモデルを作成することができ、モデル作成に必要となる時間が大幅に削減できることをご説明いただきました。

弊社からはSolid Edgeの最新機能とSimcenter Flomaster for Solid Edgeのデモ及び脈動解析の事例を紹介しました。

Solid Edgeの最新機能の紹介では、Solid Edge2022にて追加した機能を2点紹介いたしました。式駆動曲線は、式を入力し曲線を作成する機能です。らせん等の形状作成が容易に行えます。Point clouds(参照点群)は、開発中の装置等のSolid Edgeで作成したモデルと工場等の環境データを配置することができます。開発中の装置等を設置した際のイメージが分かるようになりました。

Simcenter Flomaster for Solid Edgeのデモ及び脈動解析の事例では、2種類のデモを行いました。1つ目はSolid Edgeで作成したモデルをFlomasterのモデルへ変換・解析を実施し、Solid Edgeモデルから容易に解析が行えることを示しました。もう1つは修正したモデルを活用し、特定の周波数のサイン波の圧力を入力した場合に圧力振幅が増大すること(脈動)、そして配管径を変更することで圧力の振幅が変わり、脈動が軽減されることを示しました。

図 脈動解析モデル(左)と基本ケース(中央)及び配管径を変更したケース(右)の圧力の解析結果

図 脈動解析モデル(左)と基本ケース(中央)及び
  配管径を変更したケース(右)の圧力の解析結果

今回のセミナーは、CADとSimcenter Flomasterの連携に焦点を当てたものでした。当日は活発な質疑応答が行われ、参加者の皆様のみならず講演者にとっても大変有意義なものとなりました。

講演内容等ご興味のある方は、下記関連製品ページのお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせ下さい。

関連製品

1次元ネットワーク熱流動解析ソフトウェア Simcenter Flomaster
https://www.engineering-eye.com/FLOWMASTER/