室内での水素爆発解析(2次元)
燃料電池等から水素が漏洩し、室内天井部付近に水素-空気混合気が溜まった状態で、電灯等のショートにより着火・爆発した場合の事故を想定した。
ここでは、AUTODYNを用いて水素-空気混合気の爆発による室内での圧力波伝播状況を模擬した。なお、本解析では室内を円筒形状と仮定し、2次元軸対称体系で行った。また、室内の壁は変形しない剛壁と仮定した。
解析条件
- 空間(空気、水素-空気混合気)
- 円筒形状 : 2次元軸対称(半径(R) = 高さ(H) = 5m)
- Euler ソルバー
- 周囲の空気は大気圧
- 天井部に数百ℓの水素が漏れ出た状態を想定
- 水素-空気混合気は化学量論比で一様に混合された状態で半球状に分布
(H2:O2:N2 = 2:1:4) - 水素-空気混合気の着火点は天井部中央
- 境界条件は天井・壁面・床いずれも剛境界
- 圧力出力点(Gauge1,Gauge2)を設置


解析結果



