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技術セミナー
CTC樹脂・複合材特別セミナー ~Paul Du Bois氏を招いて~

ご来場ありがとうございました

拝啓 貴社益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。また、平素より格別のご配慮を賜り厚く御礼申し上げます。

さて、近年、製品の軽量化を目的とした構造合理化、鋼材、鋼板などの高強度化、そして、コストも比較的安く軽量化率も比較的大きい樹脂材料及び繊維複合材料への材料置換のニーズが高まっています。

その中で、伊藤忠テクノソリューションズ(株)科学システム事業部では、軽量化アプローチ材料の一つである樹脂材料及び繊維複合材料の解析技術を提供しています。

今回の特別技術セミナーでは、長年に渡ってLS-DYNAの材料モデル開発に携わり、LSTC社におけるLS-DYNAを用いた衝突性能評価の責任者として、トレーニング講師も務めるPaul Du Bois氏を招きLS-DYNAによる樹脂及び、短繊維複合材料のモデリング法及びLS-DYNAの解析機能について、事例を交えながら解説致します。

皆様のご参加をお待ちしております。

概要

開催日程 2016年7月22日(金)9:00~17:30
会場 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 本社 霞ヶ関ビル20F
〒100-6080 東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビル
参加費 有料 \80,000-(税別)/ (事前登録制)
1社につき2名様まで上記価格にてご参加いただけます。
また、参加者の方にはテキストを配布いたします。
主催 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

内容・項目

08:50-09:00 ご挨拶
09:00-10:30 Introduction to thermoplastics
~熱可塑性樹脂材料とは

このセッションでは、樹脂材料を用いたシミュレーションを実施するにあたり材料モデルの選択は重要であり、適切な材料モデルを選ぶには、シミュレーションの対象となる樹脂材料そのものの特性を知っておく必要があります。樹脂材料には多くの種類がありますが、大きく分類して熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂に分類することができます。
はじめに、自動車の内装材(ドアトリム、ダッシュボード、エアダクト)やバンパーなどに多用されている熱可塑性樹脂を対象に、温度依存性、ひずみ速度依存性、粘性などの機械的特性について説明します。

11:00-12:30 Simulation of thermoplastics with visco-elastic material models
~粘弾性構成モデルを用いた熱可塑性樹脂の解析

このセッションでは、微小ひずみ領域(弾性域)における熱可塑性樹脂の粘弾性材料モデルとして、* MAT_GENERAL_VISCOELASTIC(* MAT_076)を紹介し、テストピースでの引張・緩和試験からの物性値導出プロセスについて例を示しながら説明します。

13:30-15:00 Simulation of thermoplastics with MAT_187
~* MAT_SAMP-1(* MAT_187)を用いた熱可塑性樹脂の解析

このセッションでは、高い非線形性を含む動的現象に適用できる樹脂材料モデルとして、一般の金属に使用される弾塑性材料モデル * MAT_PIECEWISE_
LINEAR_PLASTICITY(* MAT_024)、熱可塑性樹脂材モデルとして本セミナーの講師であるPaul Du Bois氏らにより開発された * MAT_SAMP-1
(* MAT_187)での、試験とCAEを用いた損傷・破壊領域を含めたパラメータ導出プロセス、導出した物性値の妥当性確認のためコンポーネント試験とのコリレーションを行い、メリット・デメリットについて説明します。

【参考】
* MAT_SAMP-1 は、降伏応力の静水圧依存性・ひずみ速度依存性、塑性に伴う体積変化(圧縮性)、ボイド拡張・クレイズ進展による損傷、破壊ひずみの応力三軸度・ひずみ速度依存性を扱うことができる樹脂材料モデルです。

15:30-17:00 Simulation of short glass / carbon fiber reinforced thermoplastics
~短繊維熱可塑性樹脂複合材料(CFRP / GFRP)の解析

このセッションでは、LS-DYNAでの短繊維熱可塑性樹脂複合材料(CFRP / GFRP)のシミュレーションのケーススタディを説明します。

17:00-17:10 閉会のご挨拶
17:30-19:00 懇親会

※状況によりセミナーの内容が変更になる場合があります。
また、セミナー終了後には懇親会も予定しておりますので、是非ご参加ください。

講師プロフィール

講師名:Paul Du Bois

1980年~1987年
ドイツ エシュボルンにて、ESI社のプロジェクトエンジニアおよびシニアエンジニアとしてPAMCRASHの開発に従事。自動車衝突問題に対して、初めて数値シミュレーションを導入した第一人者として活躍。

1987年
産業界において、数値シミュレーションのコンサルタントとして独立。衝突衝撃問題などの動的現象における直接時間積分法を専門分野とし、TOYOTA、GM、Fordをはじめとする世界各国の自動車メーカーを顧客に持つ。

1992年~2016年
自動車工学研究協会(FAT)主催のワーキンググループ「side impact dummies」(1992~1997)および「Foam」(1990~2016)のコンサルタントに携わる。

2004年~
NASAへのコンサルタントを手掛け、「Return To Flight」(RTF)プログラムに参画。

開発業務の他にも、アメリカ、日本、ドイツ、フランス、北欧においてLS-DYNAの衝突性能評価及び、衝撃に関するトレーニング講師を務める。

お申し込み/お問い合わせ

ご来場ありがとうございました

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
科学システム事業部 CAEソリューション営業部
TEL03-6203-7344(東京) 06-6439-8280(大阪) 052-203-3140(名古屋)
EMAILls-dyna@ctc-g.co.jp

尚、同業者の方は、参加をお断りさせて頂く場合がございます。